兵庫神戸、猛打で5年ぶりの全国切符!…第48回春季全国大会兵庫県支部予選

スポーツ報知
3度目の春季全国大会出場を決めた兵庫神戸ナイン

◆第48回春季全国大会兵庫県支部予選 ◇中学生の部▽決勝 兵庫神戸ボーイズ11―4宝塚ボーイズ=6回コールド(2月24、25日・淡路佐野運動公園野球場)

 「第48回春季全国大会」(26~30日、東京・大田スタジアム)兵庫県支部予選は打撃戦を制した兵庫神戸ボーイズが、5年ぶり3度目の全国切符を勝ち取った。

 猛打の兵庫神戸が、6回コールド勝ちで5年ぶりの春季全国大会出場権を手にした。喜び抱き合うナインを見つめ、中村監督は「打線がつながり、投手がきっちり抑えてくれた。試合ごとに強くなっている」と目を細めた。

 初回に2点を先制されたが、その裏、4番・福山の犠飛で1点差に。2回は1死満塁から1番・岡野主将が逆転3点三塁打。3番・越智の適時内野安打で計4点を奪った。3回も8番・岡屋の適時打で加点すると、2死一、三塁で、またも岡野が2打席連続となる中越えの適時三塁打。「いつも相手を倒すことだけ考えている。予選の初戦でサヨナラ勝ちしてからチームがまとまってきた」。切り込み隊長として4打数4安打5打点と躍動した。

 先発は1年生エースの鈴木。「緊張でドキドキだった」と初回こそ硬さが見られたが、「点を取り返してくれて落ち着けた。コースをしっかり狙えたし、高めの直球で空振りを取れた」とテンポ良く投げ込み、要所を締めた。

 迎えた6回、1死満塁から橋口の押し出し四球。直後に岡屋が「ここで決めれば鈴木も楽になるし、チームとしてもいい終わり方ができる」と中前2点適時打を放ち、決着をつけた。歓喜に沸く輪の中で完投勝利の鈴木は「先輩たちに助けられた。東京でも決勝のマウンドに立ちたい」。不動の4番・福山は「自分を中心にみんなでひとつとなって頑張りたい」と全国の舞台に向け、意気込んだ。

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