八尾河内、粘りの追い上げで延長戦制し決勝進出…第48回八尾大会

スポーツ報知
7回、決勝のホームを踏んだ八尾河内・新保は雄たけびを上げた

◆第48回八尾大会 ◇小学生の部▽準決勝 八尾河内ボーイズ4―3大阪泉州ボーイズ=延長7回(10、11日・ナガセ球場ほか)

 関西ブロックのトップを切って「八尾大会」が開幕した。小学生の部は、八尾河内ボーイズが準決勝で、昨夏の選手権大会で全国制覇した大阪泉州ボーイズに逆転勝ちした。

 粘り強く追い上げた八尾河内が延長戦を制し、昨夏日本一の大阪泉州を破り、2年ぶりの優勝に王手をかけた。

 まずは3点ビハインドの3回、2番・江頭が1死二、三塁から「1点でいいから返そうと思った。うまくバットに乗せることができた」と右越えの2点二塁打で反撃を開始。その後も得点圏に走者を進め、大阪泉州にプレッシャーを与え続けた。

 先発の岩本も序盤こそ失点したが「厳しいコースに決めるよう意識した。球も走りだしてテンポ良く投げられた」と回を追うごとに調子を上げた。迎えた6回。1死二塁から8番・黒田が「何が何でも絶対にかえそうと思った。めっちゃ気持ちよかった」と会心の左前適時打で同点に。ベンチは一気に熱気を帯びた。

 延長戦に入っても勢いは止まらなかった。1死から右前打の3番・新保主将がすかさず二盗。4番・中川の右前打で快足を飛ばし、決勝のホームに滑り込んだ。沸き上がるベンチを見た中川は「うれしくて涙が出た。浅い当たりだったけど、キャプテンがよく走ってくれた」と感謝した。

 新保主将は「相手は強かったけど、勝てるぞとみんなが一つになった。最高の雰囲気の中で試合ができた。最後なので気を引き締め直して有終の美を飾る」と大阪八尾とのホストチーム対決に意欲を見せた。

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