岡山、5回コールドで4年ぶり春の全国切符…第48回春季全国大会岡山県支部予選

スポーツ報知
春の全国大会出場を決めた岡山ナイン

◆第48回春季全国大会岡山県支部予選 ◇中学生の部▽決勝 岡山ボーイズ7―0倉敷中央ボーイズ=5回コールド(3、4日・福田球場ほか)

 「第48回春季全国大会」(26~30日、東京・大田スタジアムほか)の岡山県支部予選(中学生の部)は、岡山ボーイズが4年ぶりの全国切符を獲得した。

 岡山が5回コールドの快勝劇で、4年ぶりの春を迎えた。

 まずは2回2死満塁で「後ろへつなぐことだけを考えた」と2番・岩隈悠が右前へ先制2点打。3回も7番・長田主将の2点三塁打などで追加し、5回、3番・小坂田の左前適時打で決着をつけた。3安打の小坂田は「だいぶ調子がよかったから積極的に振ることができました」と胸を張った。

 投げては準決勝に続いて先発した景山が3回無失点に抑え「アウトコースのストレートがきれいに決まった」。4回は松岡、5回は長田主将が抑え、完封リレーで全国切符を勝ち取った。

 昨年11月、代表として長年チームを温かく見守ってきた高木光雄さんが70歳で急逝した。昨秋、新チームになって勝てない時期もあったが「高木さんは『大丈夫。期待しているチームだ』と言い続けてくれていた」と現代表の安井章浩さん。高木さんの見込み通り、ナインは圧倒的な強さを見せて頂点に立った。「いろいろな人の応援のおかげで、みんながしっかり集中して力を出すことができた」と長田主将。厳しかった冬を乗り越え、強い絆で結ばれた岡山が次は全国制覇に挑む。

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