泉州、打線爆発で初戦5回コールド勝ち…第35回泉州大会

スポーツ報知
3回無死一塁から同点本塁打を放ち、仲間から出迎えを受けた泉州・上田(右端)

◆第35回泉州大会 ◇中学生の部▽2回戦 河内長野ボーイズ3―11泉州ボーイズ=5回コールド(21、22日・泉南市民球場ほか)

 「第35回泉州大会」が開幕し、中学生の部はホストチームの泉州ボーイズが初戦5回コールド勝ち。3回戦で敗れたものの、価値ある白星を挙げた。

 泉州打線が5回コールドでホスト大会の初戦を飾った。堀内主将は「この大会を開催するために、たくさんの人が苦労してくれた。その保護者やチーム関係の人たちに感謝を込めた1勝」と胸を張った。

 序盤は得点圏に走者を置くもつながりを欠いたが、先制された直後、ようやく本領を発揮した。3回、四球の9番・道塚を一塁に置き「1点ずつ返そうと、つなぐ気持ちで打席に立った」と1番・上田が中堅へ同点2ラン。自身初の本塁打に「気持ちよかった。最高!」と、声を弾ませた。

 勢いに乗った打線は、再びリードされた4回、怒とうの猛攻を見せた。まずは7番・居垣が同点適時打。さらに押し出し四球と、1番から4番・堀内まで4連打。トドメは2死二、三塁で、またも居垣が左翼越えに2点二塁打を放ち「ちょっとこすった感じだったけどよく飛んでくれた。もっとスイングスピードを上げて長打を量産したい」と満足げ。打者15人、7安打を集め、大量9得点。一気に突き放した。

 投げても、先発のエース・原田が「下位打線に四球を出すなどコントロールが定まらず、調子は良くなかった」と4回3失点ながらも「バックが守ってくれるし、負ける気はしなかった」と攻めの投球を続け、バトンをつないだ。

 最後は救援の金丸が無失点で締め、5回コールド勝ち。吉留監督も「点を取られたあとにすぐ取り返したのは成長の証し。堀内を中心に一生懸命練習した、その努力が報われたのかな」。3回戦で惜敗したものの、着実に歩みを進めるナインの姿に目を細めた。

ライフ

×