渓流解禁 気分は皆勤

2017年2月28日11時50分  スポーツ報知
  • 美しいアマゴの姿。今年も本格的な渓流釣りシーズンが到来する

 明日から3月。ようやく水ぬるむ時期に入り、渓流釣りファン待望のシーズンがやって来る。近畿地方では1日に解禁される河川が多く、アマゴやイワナなど美しい魚との出合いが今年も始まる。解禁に先立ち、報知APG・大西満さんによる今季の見通しやアドバイスなどを紹介しよう。

 いよいよ渓流釣り解禁。まだ寒い日もあるけれど、三寒四温。水辺のネコヤナギの芽は膨らみ、瀬音も心なしか軽やかに聞こえるこの頃だ。

 今年は程よい間隔で雨が降ったから水量も多く、川に餌がたくさん流れて、それを飽食したアマゴ、ヤマメらは冬の休眠から目覚める時期を迎えた。

 最近は漁協も稚魚放流や発眼卵埋没などに取り組むところが多く、魚影が濃くなっていることは喜ばしい。

 特に発眼卵の埋没は「増殖効率が良い」ことを認識されて、各河川で広がっている。

 和歌山・日置川の各支流では発眼卵埋没を始めて3年。その効果か「いつもより、ようけアマゴが見える」という地元からの声が聞こえている。

 ただ、それを支えている資金が入川券の売り上げだから、釣り人は竿を持つ前に必ず入川券を購入するように心掛けたいものだ。

 解禁初期、無警戒な10センチ級の小型アマゴがハリに掛かることが多い。各自治体によって制限体長にばらつきはあるが、ともあれ、痛々しいチビアマゴが掛かったときには優しくハリを外してリリースしてやってほしい。

 チビアマゴがビクに入っていることは釣り人の恥と心得たい。

 渓流釣りは誰にも出会いたくない釣りだが、不幸(?)にも川で他の釣り人と出会ったときには「こんにちは」のひと声を掛けてすれ違いたいもの。ムスッと、横を向いてすれ違うと、その気分を引きずったまま釣りを続けることになり、楽しくない一日になる。せっかく、楽しみに来ているのにもったいないことだ。

 渓流釣りの基本はポイント選び。初期は深み、速い流れの近くの緩い場所などを狙うのがセオリーだが、しっかりと底近くに餌を流せるオモリの選択も大切だ。最近は着脱しやすいオモリがあるから、流れに合わせてポイントごとにオモリを取り替えるぐらいのマメさが釣果に結びつく。

 餌は食用の塩イクラを使う。食用のしょう油漬けイクラはハリに掛かりにくいから避けること。他に、ブドウ虫かミミズを持っておくと濁りが入ったときに効果がある。

 最後に、ゴミは必ず持ち帰ること。美しい自然の中で釣り人の持ち込んだゴミが気にならない人はいないだろう。自分が“加害者”にならないように気を付けよう。(報知APG・大西 満)

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