名手が伝授!エギで攻略アオリイカ

2017年5月18日7時0分  スポーツ報知
  • 大型アオリイカを仕留めた杉原さん。エギングでのアオリイカ攻略法を山田ヒロヒトさんとともに伝授してくれた

 さあ、釣りシーズン本番だ。様々な魚種を狙える絶好の時期だが、中でも人気のアオリイカは大型が釣れる。今回、杉原正浩さん、「ヤマラッピ」の愛称でおなじみの山田ヒロヒトさんの名手2人が、この時期のエギングでの攻略法を伝授する。

 春から初夏に向かうこの時期は、一年で最も大型のアオリイカをエギングで狙えるシーズン。しかも今年の釣況は、昨年と比べて軒並み良い。

 特に山陰エリアの沖磯では1~2キロクラスのアオリイカが多く釣れている。車を横付けできる漁港や岸壁でも可能だが、防波堤の横に広がる地磯をお勧めする。

 あまりにも足場が悪い磯は避け、潮が引いた干潮前後に磯歩きをするとプレッシャーが低く、反応の良いアオリイカをヒットさせる可能性が高くなる。

 ただし、磯はスパイクブーツ、堤防でも滑りにくいシューズを履き、必ず救命具(ライフジャケットやベルトタイプ)を着用して安全面での注意を心掛けること。

 エギングタックルにPEラインの0・6~0・8号、リーダーは2号前後、エギは3・5号をメーンに3・5号のシャロータイプや3・0号も浅場や藻場では有効だ。

 エギのカラーは派手系と地味系の両方をそろえ、様々な状況に合わせて使い分けるとヒット率が高くなる。

 磯は足元から水深がある場所もあるが、一般的に足元は浅く沖に岩や海藻がある。アオリイカが岸近くにいることがあるため、いきなり水際に立たず、少し離れた位置から際を狙った後で水際に立つと良い。最初は足元近く、次に水深が深くなる駆け上がり周辺、最後は沖という順に狙う。

 偏光グラスを着用すると海中の変化やアオリイカの有無、水面上のラインが見やすくなるので必需品だ。

 水深が浅いポイントでは底までエギを沈めず、中層から底近くに止めて活性が高いアオリイカを狙う。駆け上がりの沖側からは底までエギを沈めてじっくり狙う。潮の流れやベイト、水色とそろったポイントでは回遊待ちして、じっくりヒットするまで粘るのも大型狙いでは有効だ。

 ヒットした場所や駆け上がり、海藻が生えている位置、根ガカリした位置を正確に把握するためには、見やすく10メートルごとに色分けされたラインを使うと便利。私は「キャスラインエギングスーパーPE3」(ユニチカ)を愛用している。(U-BAC 杉原 正浩)

 みなさんは、いい釣りをされていますか。昨秋はアオリイカの当たり年だっただけに今春、かなり期待をしていました。案の定、全国的にゴールデンウィーク前から爆発モードに突入しています。

 私は3~5月、屋久島や鹿児島、沖縄、長崎でアオリイカを追い求めて楽しんでいます。アオリイカは地域によって乗っ込みに入るタイミングは、まちまち。良い年には乗っ込みの時期が長く、個体数も多いです。今年は、かなり良いと思います。

 さて、産卵に入るアオリイカは、ホンダワラやアマモといった藻を好んで足を止め、産卵します。だから、しっかりとした藻を探すことが非常に大切。密集した藻を攻略するには少しコツがいりますので解説します。

 まず、ラインに気を使うと良いでしょう。藻場の攻略でとても大切なのが、根ズレによる強度よりも引っ張り強度です。

 ジアイは短く、潮が動くタイミングや止まるタイミングを逃してはならないので、少し太めのラインを使用することをお勧めします。通常は細いラインで感度を上げたいところですが、風や波の状態を見て、少し太めにするのです。いつものメインラインが0・6号であれば0・7号か0・8号に。藻場で絡んだエギを回収することができるので、ペースが乱れません。この時期は、ジアイを逃さないことが大切。潮が動いたタイミングに根ガカリでシステムを組み直すという最悪の事態を避けたいものです。

 リーダーに関しては、さほど根ズレの心配がいらない場所であれば、PEラインの号数に合わせるといいです。例えばPE0・5号であれば1・75号以下。0・6号であれば2号以下。0・7号であれば2・25号以下。こうすることでラインシステムでのブレイクを少しは防げるでしょう。

 私がよく使用しているラインは、サンラインの「PEエギULT―HS8」0・6号にリーダーが「エギリーダーFCハード」2号。同社のラインは非常に見やすく、エギングラインで240メートルといった長尺もリリースされていて、使い勝手がいいです。「HS8」は8本組のPEライン。表面をなめらかに加工することで遠投性能にたけ、糸鳴りが非常に少なく、産卵期のアオリイカにとても有効です。

 さて、釣り方ですが、通常通りにエギをキャストして着底させ、数回しゃくりあげてフォールさせる。またしゃくってはエギをフォールさせる、の繰り返しです。ショートジャークを連続でうまくできない方は、無理して連続ジャークをやらなくてもいいです。エギを持ち上げるようなイメージでロッドを大きく振り上げ、そのまましばらく待ちます。これがエギをゆっくりフォールさせることになります。

 非常に大切なのが、フォールさせて待っている時間。良型を釣るためには少しコツがいります。止める時間が短くなりがちになるので、釣れない場合、しゃくるタイミングをワンテンポ遅らせてもいいでしょう。例えば5を数えたり10を数えたりすると、ゆっくりエギを追いかけていた個体にエギを抱かせる間を与える場合があります。

 しゃくった時のクイックな動きも時には必要ですが、全体的にゆったり、まったりとした心の余裕があれば、この時期のエギングは上達していくでしょう。(サンラインフィールドテスター 山田ヒロヒト)

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