大隅昇選手、初優勝に「アユ釣りをやっていて本当に良かった」…報知アユ釣り選手権

2017年8月10日11時0分  スポーツ報知
  • 初優勝を果たした大隈選手
  • 表彰台に上った(左から)準優勝・木全、優勝・大隅、3位・森岡、羽石の4選手(カメラ・豊田 秀一)

 ◆第48回報知アユ釣り選手権 オーナーカップ決勝大会(4、5日、岐阜・益田川)

 全国7河川での予選を突破した選手と歴代名人、歴代優勝者、シード選手、推薦選手を加えた119人が参加。大隅昇選手(50)=南丹市、京都MFT=が初優勝を飾った。大隅選手は和歌山・有田川で9月21日、第48期報知アユ釣り名人位をかけて島啓悟名人(45)に挑戦する。(※成績は全てオトリ2尾込み)

 誰よりも高い場所で、白い歯が輝いた。優勝カップを高々と掲げた大隅選手。「アユ釣りをやっていて本当に良かった。この景色がこんなに素晴らしいなんて…。最高!」。端正なマスクをほころばせ、喜びをかみしめた。

 木全選手との決勝戦は午後1時40分から、第1ブロックの南飛アスコン前上下流で行った。ジャンケンで勝った木全選手が上流、大隅選手が下流で開始。13分後、瀬の開きで大隅選手が1尾目を掛けた。「石の色が良かった。釣れなくても我慢して竿を構えていられる場所だと思った」。川の真ん中から左岸に向いて立ち、ヘチに近づきながら釣り下がった。2分後に2尾目、その1分後に3尾目をゲット。前半の1時間で11尾を掛け、後半にも3尾追加。着実にリードを広げていった。

 大会を通じて、養殖オトリへの野アユの反応がシビアな状況が続いた。決勝戦での木全選手がそうだったように“最初の一歩”が踏み出せないまま2時間を終える選手が続出。いかに早く1尾目を掛けるかが、大きく勝負を左右した。「まさか、こんな所で役に立つとは」。大隅選手は普段、あえてオトリを1尾しか持たない。「弱ったオトリでも沈みさえすれば石の上とか溝を引いたりして、とにかく掛けるということを常々やっている」。日頃の“特訓”が生きた。

 京都・南丹市美山町在住。アユ釣り歴は23年ほどで、地元の美山川をホームに腕を磨いている。町で「ひまわり囮(オトリ)店」を営む上林博文さんに師事。オトリを1尾しか持たずに釣りをすることも師匠の指導だ。「こんなことがあるんかな。いきなりオーナーカップで勝つなんて」。全国的には無名の50歳が、トップトーナメンターの仲間入りを果たした。(小谷 竜一)

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