渡辺選手初V…第38回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権

2017年10月5日7時0分  スポーツ報知
  • 表彰台でカップを掲げる(左から)準優勝・本間、優勝・渡辺、3位・駒澤の3選手

 「第38回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権」(主催・(株)がまかつ)は2日、愛知・田原市の堀切海岸で開催された。全国6会場での予選を勝ち上がった27選手とシード3選手の合計30選手が出場。予選3試合(各90分)を勝ち抜いた6選手による決勝戦では、渡辺慎二選手(54)=宗像市、team SESSYA=が、2位に1尾差の混戦を制して初優勝を果たした。

 両手を突き上げ、喜びを爆発させた。決勝戦の検量が終わり、念願の初Vが確定した渡辺選手。「やったー!」。仲間の拍手を浴びながら、雨空にガッツポーズを繰り出した。

 厳しい条件を乗り越えた。風速7メートル前後の向かい風に加え、2メートル近い荒波。ほおを打つ雨は、選手の集中力を容赦なく奪った。「とにかく仕掛けが落ち着く場所を探した」。決勝戦では4色(1色は25メートル)に投げ、3色を重点的にチェック。流れが緩むポイントでキスのアタリを待った。

 もちろん、仕掛けも工夫。抵抗を減らすため、力糸の太い部分を3メートルほど切って短くした。幹糸は普段より太い2号、枝間を30センチと広めにとって絡みを防止。また、ハリは「他に比べて重量がある」とF1キス(がまかつ)を選択した。荒れた海に対応するため、安定感を求めていった。

 初出場の2年前は準優勝で昨年は3位。「今度は絶対に勝つ」。“三度目の正直”に懸ける、強い思いを持っていた。「いろんな準備をしないとG杯では勝てない」。この1年間、あえて悪条件の日にも釣行。「雨の中でもスムーズに餌を付ける」、「向かい風でも正確にキャストする」などテーマを決めて技を磨いた。さらに、この日のために3000本ものハリを自ら結んで用意した。

 表彰台では、うれし涙を必死にこらえた。「知り合いが喜んでくれている顔を見ると…。支えてくれた家族もいるし」。実は前日(1日)、孫の南帆(みなほ)ちゃん(4)と詩月(しづき)ちゃん(1)からスマートフォンに激励の動画が届いた。「じいじ、頑張れー!」。最高の結果で応えてみせた。

(小谷 竜一)

 準優勝・本間剛選手「予選の1回戦ではキスの居場所を見つけられなかったが、2回戦でいきなり4連。あれで楽になった」

 3位・駒澤之也選手「まさか表彰台に上がれるとは思っていなかった。決勝戦では3色から2色の間に距離を絞って狙った。餌は青イソメ」

 ◇予選メモ 抽選で10人ずつA、B、Cの3組に分かれて午前5時50分にスタート。「大岩」の西側、約1キロを3ブロックに分け、各ブロックで90分ずつ3試合、行った。総尾数で順位を決め、各組上位2選手が決勝戦に進んだ。

 A組は米田選手が13尾、本間選手が10尾、B組は渡辺選手が9尾、駒澤選手が8尾で決勝戦進出。C組は高橋選手が11尾でトップ、真木選手、上井哲男選手、現報知キス釣り名人の大野正浩選手が9尾で並び、総重量差で真木選手が予選を突破した。

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