駿河湾・石花海でヤリイカ81杯!来月には大型50センチ超えも

2017年11月15日11時5分  スポーツ報知
  • 30センチ級を2杯掛けで上げた小高さん(古宇港・吉田丸で)

 駿河湾の石花海(せのうみ)でヤリイカが好調だ。例年以上に群れが多く、広範囲で釣れている。沼津・古宇港の報知指定・吉田丸の乗合船では1日に28~81杯と活発に乗った。連日のようにトップは30~50杯を記録。サイズは20~30センチ級の中型が主体だが、今後は型が大きくなり、乗りの感触は一段と重みを増していくはず。まだまだ10センチ級の小型も多く、今シーズンはロングランで楽しめそうだ。

 午前4時半、石花海に向け古宇港を出た。航程約2時間。50キロ先の釣り場を目指す。船室で仮眠を取り目覚めると、窓の外に大海原が広がっていた。西には御前崎、東には石廊崎を望む。ここは石花海の南東端の、「相ノ瀬」と呼ばれる一級ポイントだ。

 水深170メートル。オモリが着底して糸フケを取り、道糸がピンと張る。浮き上がる瞬間、クンクンッとヤリイカからのシグナルが手もとに伝わってきた。リールを手巻きで数回巻き上げると、竿にズッシリとした重みが掛かった。相手はジェット噴射で逃げようとしているらしく、ギュンギュンと明確な引きが一段と強くなった。電動で一気に巻き上げると、下から3本のツノに25センチ級がガッチリと掛かっていた。

 取材した日の序盤は30センチ級が多かったものの、後半になると20センチ級が目立った。石花海のヤリイカは今シーズン3回目の釣行という函南町の小高貴司さん(54)は、33杯を上げた。「10月にきた時は30センチ級主体だったんだけどね。だけど食べると、今の方が大きさの割に身の厚みがあり、甘くておいしいですよ」と教えてくれた。

 石花海の最大の魅力であるジャンボサイズは、少なかった。だが、この日トップの35杯を上げた裾野市の菅原正さん(63)は心配していない。「例年12月になればパラソル級が乗り出すし、卵も入るので今後が楽しみだね」と期待を寄せていた。

 吉田丸では、1日に28~81杯と好釣果を記録している。その後も多くの日でトップが30~50杯台と順調に乗っている。吉田澄夫船長(59)は「広範囲に反応が見えるので、ヤリイカは多いようです。小型がいるということは、ロングランで楽しめることにつながります。イカの成長は速いので、12月には50センチオーバーの大型が乗って来ますよ」と見ている。(田中 清)

 ◆めも ヤリイカ釣りの近況、乗合船は古宇港吉田丸(TEL055・942・2565、船宿HPはQRコード参照)。乗合船は午前4時集合、同4時半出船。料金は氷付きで1万4000円。乗船には事前予約が必要。レンタルタックルあり。素泊まり可。駐車場完備。

 このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

 洲崎港早川丸(TEL0470・29・1095)

 あぶずり港長三朗丸(TEL090・3349・4882)

 片瀬港島きち丸(TEL0466・25・9642)

 茅ケ崎港ちがさき丸(TEL0467・86・1157)

 早川港平安丸(TEL0465・22・0676)

 真鶴港誠いち丸(TEL0465・68・2432)

 長井港辰丸(TEL046・856・2778)は、12月から希望で出船。

 勝浦港勝丸(TEL0470・73・0483)は、リレーでスルメやヤリイカが狙える。

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