寒サバ連日60尾!スルメイカ46杯も!勝浦沖でリレー釣り

スポーツ報知
スルメを4杯掛けで上げて笑顔の萩原さん(勝丸で)

 外房・勝浦沖で寒サバとスルメイカが好調だ。勝浦港の報知指定・勝丸の乗合船は、リレーで狙っている。まずはフラッシャーサビキ仕掛けでサバ釣り。脂の乗った大型サバが入れ食いになり、トップは連日のように50~60尾を記録している。後半はスルメイカを狙う。“ビール瓶級”ともいわれる大型も交じり、トップ46杯の日も。さらに釣ったサバを切り身餌にして、鬼カサゴなど根魚も狙えて、楽しさ満載だ。クーラー満杯を目指して、何を狙う?

 午前5時出船。勝丸のリレー船は、まず序盤にフラッシャーサビキでサバを狙う。この時期は「寒サバ」と呼ばれて地元でも人気。マサバとゴマサバが釣れる。マサバは40センチを超え、でっぷりと太って脂もたっぷり。ゴマサバは夏が旬だが、40センチ級なら今食べても絶品だ。取材日の食いは絶好調。仕掛けを入れると、すぐに竿先を大きく揺らすアタリがあり、鈴なりで上がってくる。船上はいきなりヒートアップした。

 習志野市の菊谷邦幸さん(68)は大のサバ好き。月2回のペースで勝丸に通っている。この日も右舷船尾で最後までサバだけを狙い、60尾オーバーの釣果を上げた。「今のサバは脂が乗って特においしい。シメサバや焼き、煮付けと何でも好きだね。帰って友人や知人に分けるのも楽しみですよ」と満足そう。

 リレー釣り初挑戦の江戸川区の角屋敷秀典さん(45)は20尾以上釣った。何度も竿が締め込まれ、「引きが強くて面白かったです」と喜んでいた。

 多くの釣り人は、午前7時頃からスルメ釣りに移った。左舷船尾では、足立区の萩原一馬さん(46)が、4杯掛けをはじめ多点掛けを連発した。「イカが乗る前にサバに捕まっちゃいますね。サバ狙いなら喜ぶが、イカ釣りでは迷惑。勝手なものだね」と苦笑いしながらも、この日トップの30杯を上げた。

 勝丸でサバのトップは連日40~60尾を記録、少ない人でも20尾釣っている。アジやウルメも交じっている。スルメはここにきて調子を上げ、乗り好調だ。22日には32~43センチが16~33杯、23日はトップ30杯、24日は46杯と好釣果が並ぶ。斉藤陽平船長(26)は「スルメの群れが勝浦沖に入ってきました。これからはヤリイカも交じるようになってくるので、楽しみも増えますよ」と見ている。釣ったサバを身餌にして、鬼カサゴなど根魚も狙える。勝浦沖で釣ると、多彩な魚がクーラーボックスをにぎやかにする。(田中 清)

 ◆めも 五目リレー船の近況、乗合船は勝浦港勝丸(TEL0470・73・0483)。乗合船は午前4時半集合。料金は氷付きで1万円。レンタルの電動リールセットあり。

 太海港聡丸(TEL04・7092・0505)からもリレー船が出船。サバとスルメを狙う。

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