初夢はキハダ、カワハギ、アジ!

スポーツ報知
バチコン仕掛けで釣れたアジ。引き味がダイレクトに伝わってくる(伝寿丸)

 明けましておめでとうございます。2018年の釣り特集面第1回は、初夢企画。「きょうも釣り日和」を連載中の晴山由梨と本紙釣り担当記者が、今年釣りたい魚、やりたい釣りを紹介します。初夢は「一富士二鷹三茄子」。3人が挙げたのは、「一キハダ、二ハギ、三バチコン」。あなたの今年の初夢はなんでしょうか?

30キロ超釣りたい由梨 私の今年の夢は、キハダを釣り上げることです。ここ数年、ずっと私の中で釣りたい魚ランキング第1位なんです。これまで何回か、相模湾にキハダ釣りには出たことはあります。しかし、キハダがまだコマセに慣れていなかったり、風が強くて狙えなかったりと、キハダとは出会えていません。釣れないと、思いはどんどん募っていくんですね。

 キハダ釣りの魅力は、なんと言ってもその引きの強さ。大型魚と言えば1メートル級のシイラしか釣ったことがない私にとっては、竿を極限まで引き込む強烈な引きは未知の世界。グイグイと引き込む手応えはどんなものなんでしょう? 今年こそ、そのパワフルな引きをぜひ味わいたい! そして釣ったキハダをヒザの上に乗せて写真を撮りたい!

 昨年は30キロ級が連日のように釣れる“当たり年”。今年も期待できます。これは私の願いだけではありません。ちゃんと根拠があるんです。昨年から12年ぶりに黒潮の大蛇行が発生しているのですが、12年前はその影響で相模湾や外房で本ガツオがたくさん捕れたそうです。本ガツオもキハダも同じく黒潮に乗って関東にやってくる魚です。このまま黒潮の大蛇行が続けば、今年も大量のキハダが、相模湾などに入ってきても不思議ではありません。

 今年は夢がかなうチャンス。連載している「きょうも釣り日和」の中で、私のヒザの上に30キロオーバーのキハダを乗せている写真をお見せできると思います。お楽しみに

(晴山 由梨)

「釣り日和」担当 ◆晴山 由梨(はれやま・ゆり)29歳。タレント。広島大教育学部卒。13年国際フィッシングショーで4代目アングラーズアイドルに選出。15年から「きょうも釣り日和」を担当。

 ここ数年、関西を中心に人気が出てきたアジの釣り方です。アジ釣りの基本はコマセ釣り。イワシのミンチやアミコマセをまいてアジを集めて釣り上げます。一方、バチコンは、胴づき1本バリでハリにはソフトワームをつけて釣ります。この釣りでは道糸が垂直に立ちます。「バーチカル(垂直)にアジにコンタクト(接触)する」からバチコンと名付けられました。

 この釣りの魅力は、アジの引きがダイレクトに伝わってくることです。昨年、川崎沖で取材した時にはアジの力強い引きに驚き、アジは青物なのだということを改めて知らされました。たった一度の経験で、その面白さに夢中になったことを覚えています。

 数釣りも面白いですが、その魚の引きの強さを十分に堪能する楽しさも知ってほしい。関東ではバチコンがまだ始まったばかり。今年はどんどん広めていけたらいいな。(高田 典孝)

 私の夢は30センチオーバーのカワハギを釣ること。昨年は9月下旬から東京湾の竹岡沖などで、数十年ぶりに爆釣しました。今年に入っても引き続き数釣りが狙える状況です。

 カワハギをたくさん釣るのも面白いのですが、30センチ級の大型も釣ってみたいのです。カンカンという金属的な引きに力強さが加わり、引き味は抜群。味わってみたい。さて、釣り場はどこにしようか? 栄養豊富な東京湾竹岡沖、魚影が濃い南房・洲崎沖、相模湾の江の島沖や茅ケ崎沖でも大型が狙えます。ダークホースなら、東伊豆・伊東沖。昨年の秋は25センチオーバーの大型が入れ食いになりました。

 時期はいつごろがいいのか? 現在、カワハギ釣りのシーズンまっただ中。今すぐにでも大型が釣れそうです。また、シーズン初期の8月末から9月にかけても、2年魚や3年魚の大型が期待できるはずです。(田中 清)

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