一つテンヤとタイラバを使い分けてヒット!報知フィッシングフェスタでマダイ釣り教室

スポーツ報知
香取さんが釣った1・2キロのマダイ(太幸丸で)

 報知フィッシングフェスタのマダイ釣り教室が6日、外房・飯岡港の報知指定・太幸丸で行われた。今回の対象は一つテンヤ、タイラバで狙うマダイ。講師には一つテンヤやタイラバ釣りの名手、吉岡進さん(35)を迎えた。マダイの活性は高くなかったものの、吉岡さんのアドバイスもあって、マダイが次々に上がり、参加者はレベルアップを実感していた。

 今回の釣り教室のテーマは、一つテンヤとタイラバ。状況に応じてどのように使い分けるかが、上達のこつだ。船は飯岡港を出て30分ほどで水深40メートルのポイントに到着。参加者はまずは一つテンヤで狙うことに。早速、大田区の君島輝彦さん(74)が、0・3キロ級の小型ながらマダイを上げた。しかし、後が続かない。

 そこで吉岡さんは自らタイラバで狙ってみると、0・5キロ級のマダイをゲットした。「マダイは浮いているようなので、今はタイラバがいいですよ」とアドバイスした。すると、船橋市から参加の田中綾子さん(38)が、吉岡さんから巻き上げ速度などを教わりながら、0・7キロ級のマダイを上げた。「初めてタイラバで釣ることができました」と喜んだ。

 隣では船橋市の石渡竜也さん(34)がバラシに悩んでいた。そこで吉岡さんが「アタリがあっても合わせないこと」とアドバイスを送ると、その効果はすぐに現れ、0・4キロ級を釣り上げた。「タイラバでは竿の反発を使わずにリールを巻くことを教わりました。これからもタイラバでたくさん釣りたい」とニコニコ顔。

 日中、マダイの反応が底近くに出るようになると、今度は一つテンヤが有利になった。ここでマダイを釣ったのが大田区の香取巧人さん(19)。竿を大きく曲げながら上がったきたのは、1・2キロのマダイだった。「吉岡さんからいろいろ話を伺い、潮が濁っている時や投入してすぐ食わない時は、テンヤを軽くしたり、派手なアピールをしないほうが食うことがわかりました」と言う。石渡さんも、テンヤで0・7キロ級を上げて満足気な表情を見せた。

 このところマダイの調子は上がっていなかったが、この日は吉岡さんの指導もあり、トップ5尾とまずまずの釣果だった。このほかカンパチやハナダイ、トラフグが釣れるなど、船上は大いに盛り上がった。参加者は自らのレベルアップをしっかりと感じ取っていた。(高田 典孝)

 ◆めも マダイ釣りの近況、乗合船は飯岡港太幸丸(TEL0479・63・1902、HPはQRコード参照)。乗合船は午前5時出船。料金はエビ餌と氷付きで1万円。

 このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

 ▽テンヤ・タイラバ

 鹿島港植田丸(TEL0299・82・3773)

 大原港松栄丸(TEL0470・62・0571)

 金沢八景弁天屋(TEL045・701・9061)

 ▽コマセ

 太海港聡丸(TEL04・7092・0505)

 保田港弥生丸(TEL0470・55・0747)

 腰越港孝太郎丸(TEL0467・31・1344)

 茅ケ崎港ちがさき丸(TEL0467・86・1157)

 早川港平安丸(TEL0465・22・0676)

ライフ

×