アマゴ解禁日にヒット!ヒット!24尾…和歌山・日置川

スポーツ報知
和歌山・日置川で解禁日に釣れたきれいなアマゴ。悪天候のなかでも餌を追ってくれた

 1日は渓流釣りの解禁日だった。今年も魚影の濃い、和歌山・日置川支流の前の川に出掛けたが、前夜の大雨で60センチ以上も増水して近寄れなかった。

 木守の上流へ移動。濁りは薄らいでいたが落ち葉が大量に流れて「これでは釣れない…」。

 少し遠い、同じ支流の安川を見に行った。「濁流で無理…」

 安川にシモで合流する和田川に入ると、少し澄んだ水が流れていた。「これならカミの方で釣りができるかも」と願いながら上流域へ。川幅は狭いながらも水は澄んでいた。水量はやや多め。何とか釣りになる。「やれやれ…」。

 解禁直後でこんな支流は小型ばかりだろうし、魚体も痩せているだろうとは思った。でも、手ぶらでは帰れない。午前11時過ぎ、4・5メートルの竿を持って川に入った。

 餌はイクラとミミズを用意した。流れ込みの小さな淵にミミズの餌を沈めるとすぐ、ツツッと目印が動いた。すぐに合わせたが掛からず、餌だけ取られた。どうもミミズは苦手だ。

 何度か空振り。次はイクラで釣った。小さなアタリを合わせると、掛かったのは12センチほどのチビアマゴ。体色がさえない。やはり支流だからか。

 猛烈な風が吹いて釣りにくかったが、イクラの餌では小型アマゴがボツボツ釣れた。10センチ級のリリースサイズが多く、時々15センチほどの白いアマゴが釣れるとホッとした。

 午後2時前にギブアップして納竿。ビクには小型アマゴ24尾(13~15センチ)が残っていた。

 日置川の実力は、こんなものではない。水位が落ち着いたら水がきれいで渓相のすばらしい、春春らんまんの流れに美しい“舞姫”との出会いを求め再び出掛けたい。

 問い合わせは「日置川漁業協同組合」(TEL0739・53・0023)へ。入川料は年券5400円、日券2160円。ともに現場購入は1000円増し。中学生以下と障害者は半額。(報知APG・大西 満)

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