アマゴ解禁即8尾…京都・賀茂川

スポーツ報知
解禁日の4日に賀茂川で釣れたアマゴ

 京都・賀茂川漁業協同組合が管轄する各河川が4日、アマゴの解禁日を迎えた。京都市北区にある釣り場は、同市の中心部から車で約30分と近い。ポイントによっては電車やバスでの釣行が可能。行楽のついでに軽装備で楽しめる、穴場的存在だ。

 主な河川は高野川、静原川、鞍馬川、貴船川、賀茂川。それぞれ上流部がイワナ域に設定されている。

 これらの川に詳しい、(公財)日本釣振興会京都支部の多賀さんに4日、案内していただいた。

 午前7時、里の駅大原に近い、高野川のえん堤で竿を出したがアマゴの気配はなし。実績ある賀茂川本流の蛍谷に移動した。午前10時に到着。もう釣ったアマゴを持ち帰る準備をしている人がいた。“第1ラウンド終了”といった感じだ。

 本命ポイントはあきらめて小場所や釣りづらい場所、対岸など他の人が見逃しそうな所を攻めることにした。

 対岸のピンスポットに仕掛けを投入。振り込む場所を間違えると一気に下流に流されるが、うまく緩い流れの反転流に仕掛けが入った。すぐにククッというアタリ。引き抜いてタモに収めた魚は“ピッカピカの1年生”。昨秋に放流された発眼卵の成果だ。思わず見とれてしまうほどきれいな魚体だったが、少し小さいのでリリース。その後もピンスポットを探り、8尾(13~17センチ)に釣果を伸ばした。

 ほかの場所では昼過ぎまでに、叡山電鉄・八瀬比叡山口駅周辺で50尾、同・貴船口駅周辺で天然交じりに20尾といった釣果があった。

 また、この日は賀茂川漁協が力を入れている、「アマゴ・イワナ発眼卵埋設、ふ化確認、再放流体験」が開催された。この体験を通して、より多くの人達に釣りや渓流魚を取り巻く自然環境に興味を持ってもらえることを願う。

 問い合わせは同漁協(TEL075・495・3112)へ。年券5000円(現場購入は6000円)、日券2500円(同3700円)。イワナ域の解禁は18日。釣期は9月末まで。(報知APG・峰松 茂美)

ライフ

×