待ち作戦でチヌ47センチ…静岡・清水港

スポーツ報知
静岡・清水港で47センチの良型チヌを仕留めた正木さん

 世界遺産の富士山を見ながら釣りができる、静岡・清水港に3月25日、出掛けた。

 この日はチームシーガー東日本の大会。私は役員だったので、時間限定で竿を出した。

 お世話になったのは「山本釣船店」(TEL054・352・3217)。ここ清水港の渡船形式はカセを所定のポイントに引いて行き、アンカーを入れてロープで係留する。

 この日の釣り場は東燃ポイント。「好調」と聞いたので、期待してポイント作りのダンゴを打ち込んだ。

 ここのダンゴは独特だ。渡船店の生オカラをベースに、比重を加えるために配合材を加えて自分の好みに仕上げる。

 午前7時過ぎにスタート。1時間たってもアタリなし。潮は二枚潮で、底潮はカセの下に入り、上の潮は前方に流れて底が取りにくい。オモリを付けて広角に狙ったが、アタリは拾えなかった。

 魚が寄って来るのを待つ作戦にした。長いインターバルを取り、最低10~15分は気長に待った。5、6分は待てるが10分は、なかなか待てない。穂先に動きがあると合わせたくてウズウズする。

 10分が経過した頃だ。穂先にハッキリしたアタリがあった。モゾモゾ揺れると一呼吸置いて、グーッと抑え込まれた。「来た!」。とっさに竿を突き上げた。グンと竿が曲がり、チヌの引きが伝わった。1尾目は40センチオーバーの丸々した銀ピカの魚体だった。「待てば海路の日和あり!」。してやったりの1尾だ。

 2尾目も同じ作戦。10分ほど待った時に穂先が揺れ、グーンと入った。合わせるとハリ掛かり。これも40センチオーバーだ。

 3尾目は15分待って、仕掛けを上げようかと思った瞬間にモゾモゾ…ゴーン! この日の最長寸、47センチをゲットした。

 この調子で正午過ぎまで頑張り、辛抱しながら37~47センチを7尾の釣果。普段のスタイルではなかったが、納得の結果だ。大会の方でもたくさんのチヌが釣れて大盛況だった。(報知APG・正木 義則)

 ◆この日の餌 「赤だんごチヌ」、「コーンダンゴチヌ」、「荒びきさなぎ」、「ニュー活さなぎミンチ激荒」を混合。刺し餌は「くわせオキアミスペシャルチヌ」、「くわせ丸えび」、「くわせ丸えびイエロー」を使った。

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