マダコ解禁間近!初心者も狙える大型GETだ…富津港・浜新丸&茅ケ崎港・ちがさき丸
来月のオススメ魚は、マダコだ。東京湾の富津南沖では28日から開幕する。東京湾で釣れるマダコは、江戸前の高級食材。明石のマダコにも負けないブランド魚だ。湘南・茅ケ崎沖でも5月に入ると、乗合船が出る見込みだ。今シーズンの見通しや釣り方のコツなどを富津港・浜新丸の濱名良男船長と茅ケ崎港・ちがさき丸の米山茂明船長に聞いた。
―富津南沖のマダコの開幕が迫っています。今年はいつから?
浜新丸・濱名良男船長(以下浜)「マダコの解禁は、申し合わせで毎年ゴールデンウィークの最初の土曜日に設定されています。だから今年の解禁日は4月28日ですね」
―いよいよ2日後に解禁というわけですね。
浜「富津南沖のマダコは有名ですからね。なんと言っても味が抜群。『西の明石か東の富津』という言葉もあるそうです」
ちがさき丸・米山茂明船長(以下ち)「茅ケ崎沖のマダコも地物のタコとして人気があります。味も格別ですよ」
―茅ケ崎沖はいつから?
ち「状況を見ながら、5月に入ってから乗合船を開始するつもりです」
―開幕直後は釣り場は?
浜「富津南沖の水深8~20メートルを狙います。その年によって調子に波がありますが、昨年の解禁日(4月29日)には2・2キロの大型交じりでトップ12杯と好釣果がでました。今年も期待したいです」
ち「港のすぐ前がポイントなんです。出船して数十秒で着いてしまうような超近場で釣ります。こちらも昨年は開幕早々に2キロ級が上がりました」
―マダコ釣りで気をつける点は?
浜「仕掛けは投げないこと。根掛かりしやすくなってしまいます。真下に落として、根気よく小突くことがマダコを手にする近道です」
ち「小突いていて何か重く感じたら、聞き合わせをするようにテンヤを少し持ち上げてあげる。ここで動かないようなら根掛かり。マダコが掛かっていたら、重みがありながらも上がってくるんです」
―そこで合わせを入れるんですか?
浜「マダコを十分に乗せてから、腕を大きく振り上げて合わせることが大事です。あとは水面に上がってきたら、タモ網ですくってもらいましょう。ハリにカエシがないので、すぐにバレてしまうんです」
―それほど難しい釣りではないですね。
ち「手軽にできる釣りなので、初心者の人もどんどん挑戦してください」