アユ解禁!静岡・大見川で76尾

スポーツ報知

 アユ釣りの季節がやってきた! 20日、静岡・興津川と狩野川で解禁になり、多くの釣り人でにぎわった。興津川は朝方の冷え込みで追いは鈍かったものの、午前10時ごろから好転、半日で46尾を記録した人もいた。一方、狩野川はポイントによって釣果の差が大きかった。本流・嵯峨沢橋で竿を出した報知APCの岡部利雄さんは8尾に終わったが、支流・大見川の小川橋では76尾の大釣りをした人もいた。6月1日には過去最高の天然遡上(そじょう)数を記録した神奈川・相模川や栃木・那珂川で解禁になり、アユ釣りシーズンは最盛期を迎える。

 興津川と同じく20日に解禁した狩野川は、場所によってムラが多かった。報知APCの岡部利雄さんは、市山にある嵯峨沢橋上流に入った。ここは毎年、解禁日に釣るお気に入りの場所。2年前の解禁日には半日で23尾を上げた好ポイントだ。しかし、今年は数が伸びなかった。

 竿を出したのは、午前5時30分。水温を測ると14度。アユ釣りには低い水温だ。案の定、アユの活性は低い。1尾目が掛かったのは、釣り開始から1時間後だった。それも8センチ級の小型。その後も追いは良くはならず、10時に終了。8~15センチが8尾だった。小ぶりの魚はすべて天然だった。このあと松ケ瀬に寄ってみたが、ここもあまり釣果が上がっていないようだった。

 好釣果が出たのは、支流の大見川。小川橋周辺で釣ったあきる野市の小峰和美さんが10~20センチを76尾。7日行われた漁場調査でも、同所で3人で51尾釣れており、19・5センチの大型も出ていた。青ノロが少なく、いいアカ付きの状態で解禁を迎えられたのが、好釣果の要因と思われる。

 狩野川の天然遡上は「ここ数年で一番多い」と漁協組では見ており、魚影の濃さは十分。この時期としては水量も十分なので、今後晴天が続けば数釣りが期待できる。

 ◆めも 狩野川の近況、問い合わせは、漁協組(TEL0558・72・5945)。日券(前売り)1700円。

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