解禁即!アユ祭り3人合計200尾…高知・仁淀川

スポーツ報知
高知・仁淀川で解禁日にアユ釣りを満喫した尾崎さん(左)と大原さん

 今年もアユ釣りの季節を迎えた高知・仁淀川。解禁日の1日に息子の健次と出掛けた。

 大阪市内の自宅を午前3時に出発、高知自動車道・伊野ICを出たのは同7時だった。釣り場に向かう5キロの道中に立ち寄ったオトリ店では、みんなオトリが売り切れ。「今年は特に天然遡上が多い」という情報を聞きつけてか、大勢のアユ釣り師が詰めかけていた。

 高知市在住の仲間、四国ちろりん会・大原孝会長と合流。オトリは確保してくれていた。

 釣り場に選んだのは「JR鉄橋」下流。川幅は40メートルほどで水深20~100センチ。上流からトロ場、瀬肩、波立ちの瀬、深トロと変化に富んだ好ポイントが続いている。

 ほぼ平水。川の中ほどには8人が竿を出していた。大原会長は瀬肩、私は右岸寄りの少し波立ちがある場所に入った。

 午前8時、よく磨かれた底石めがけてオトリを誘導。いきなり目印が吹っ飛ぶ強烈なアタリ。ゆっくり竿を立て、慎重に引き抜いて今季1尾目をタモに収めた。背ビレが長く、真っ黄色の天然アユ。サイズは16センチ。

 同じ流れの筋をカミに釣り上がった。微妙な竿の操作で引き泳がせ。狙った場所に近づくとビューッと目印が吹っ飛ぶアタリが続いた。

 午前10時頃、大原会長は入れ掛かり。引抜きは強引で豪快そのもの。竿をためることなく一気に抜く。手返しも早く、見ほれてしまうほどだ。

 午前中の釣果は大原会長が72尾、健次が36尾で私は26尾だった。

 昼食後に再開。午前中に他の釣り人が入っていた瀬尻で竿を出した。あまり釣れていなかったので、午後は釣れるだろうというもくろみだ。カミに引き泳がせで攻めたが、野アユが追ってくる気配はない。ただ1時間半、時が経過した。

 見切りをつけて50メートルほどカミに移動。水深50~100センチの瀬肩でスイカ大の底石が敷き詰まっていた。ここではポツポツと掛かってくれた。

 やはり、今年の仁淀川は例年にない数のアユが遡上しているようだ。この日は至る所で100尾超えの釣果が続出した。よく追った場所はトロ瀬、瀬肩、波立っている瀬。一方、瀬尻や深トロはあまり良くなかった。

 結局、3人の釣果は14~19センチを大原会長が104尾、健次が56尾、私が40尾。3人で合計200尾とアユ釣りを満喫した。私が少なかったのは、午後に瀬尻へ入ったのが理由。解禁初期は、午前中に釣れなかったポイントは午後も期待できないと思っていい。判断ミスの1時間半が悔やまれる。

 問い合わせは「仁淀川漁業協同組合」(TEL088・893・2300)へ。日券2000円、年券8000円。(報知APG・尾崎 孝雄)

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