落とし込み釣りでチヌ43・5センチ…大阪・岸和田沖一文字

スポーツ報知
落とし込み釣りで良型チヌを釣った渡辺さん

 旧友に誘われて、大阪・岸和田沖の一文字に9日、チヌの落とし込み釣りに出掛けた。

 今年は4月初旬から「白灯」周辺で釣れ始め、連休後に一服。5月半ばから復調した。例年、6月に入れば本格化する。

 午前8時の船で白灯に渡った。先行していた田平さんらに様子を聞くと、「白灯周辺ではアタリがない」とのこと。この時期の本命ポイントは「スリット」。少し離れているが、移動することにした。

 水面まで結構な高さがある。満潮でも5メートルのタモが必要だ。同行の渡辺さんが、いきなり大きく竿を曲げた。スリットの中で魚を掛けたら、壁に糸がこすれないように竿の弾力で魚をコントロールすること。糸を出さないのがコツ。払い出す波に乗せてチヌをスリットから出し、慌てずにやり取りする。

 渡辺さんは手慣れた様子で魚をスリットから引き出し、水面に浮かせた。なかなかの良型チヌ。メジャーを当てると43・5センチ。好スタートにテンションが上がった。

 午前10時頃から風が強くなり、仕掛けをスリットに入れるのが困難になった。イガイではアタリがなかったのでカニの形をした疑似餌、「パワークラブ」(マルキユー)をハリに付けてみた。水面に落とすと、波に揺られて本物のカニが足を動かしているように見える。

 午前11時、さらに風が強くなったので残念ながら納竿した。

 翌日(10日)には釣友の森さん(羽曳野市)が50センチオーバーの大型を筆頭に10尾の釣果。他の釣り人も3~5尾ほど釣っていたそうだ。コンディション次第では良型を含む2ケタ釣果が望める。私も再度、挑戦したい。

 問い合わせは「薮野渡船」(TEL072・436・2117)へ。土日、祝日のみ営業。渡船代は2000円。現在の一番船は午前4時10分。帰りは電話をすれば迎えに来てくれる。イガイは渡船の船着き場で取れる。(報知APG・峰松 茂美)

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