【藤原義雄の南紀直送便】UFOか!? 男女群島で見た謎の光

2017年8月1日7時0分  スポーツ報知

 私のグレ釣りは毎年、8月は夏休み。今回、このコラムも趣向を変えて真夏らしい内容にしよう。

 皆さんは、怖~い経験をしたことがありますか? 私は過去に一度だけある。もう20年以上も昔のことだ。会友のMさんと2人で、雑誌社が企画した長崎・男女群島へのツアーに参加した。

 時期は2月。平戸から定員18人の船で現地を目指した。距離は187キロもあり、5時間弱かかって午前2時頃に到着した。

 男島付近から釣り人が降ろされ、私たちは「クロキ島のトンガリ」に渡った。午前4時頃に開始。本命である尾長グレのアタリはなく、ハナグリ島の北にある「古賀のスベリ」に替わって口太グレの入れ食いを堪能した。

 午後4時過ぎ、瀬泊まりする「女島のビョウブ」に船で移動。船長は「大荒れになる予報だから、明日の午前9時には帰ろう」と提案した。

 夕食後、午後5時半から夜釣りをスタート。2時間やったが何も釣れなかった。疲れたMさんは午後7時半頃、早々に寝袋へ入ってしまった。

 眠たい目をこすりながら頑張っていると突然、女島のクズレ方向に異常なほど明るい光が現れた。誰かが漁をしていると思ったが、玉状の光はみるみる大きくなり、左右にギューンと動き始めた。明るさも、とんでもなく強くなってきた。

 謎の光は近くまで接近して来ると白、赤、青の強烈な輝きを放ち、一気に海面から空に飛んだ。

 私「うわーっ! M、起きろ。UFOが出た!」

 M「冗談を言わんといてくださいよ。眠たいのに…。うわーっ! あれは何じゃい!」

 次の瞬間、直径10メートルほどある光の玉は海に突っ込み、勢いよく空中に舞い上がった。それを繰り返しながら、私たちの方に近づいて来た。Mさんは慌てて寝袋に飛び込んだ。私は寝袋を体に巻きつけながら見続けていると、光の玉は猛スピードで空高くに消えていった。

 翌朝、口太ながらグレが入れ食いになった。午前8時過ぎに撤収。不幸にも船のエンジンが片方、故障して大荒れの海を10時間以上もかけて帰った。あの光の玉は一体、何だったのか、いまだに全く分からない。※毎月第1火曜日に掲載

 ◆藤原 義雄(ふじわら・よしお)1950年9月20日、徳島・鳴門市生まれ。66歳。21歳からグレ釣りを始め、数々のトーナメントで活躍。「ゼロスルスル釣法」の考案者。がまかつ、マルキユーなどメーカー数社のインストラクターを長年、務める。グレ闘友会会長。和歌山県白浜町で餌・釣具店「フィッシングベース海クン」を経営。

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