10・1新設フルマラソン!「東北・みやぎ復興マラソン」&「松本マラソン」

2017年2月8日12時0分  スポーツ報知
  • 東北・みやぎ復興マラソン
  • 松本マラソン

 宮城県と長野県に10月1日、新たなフルマラソン大会が誕生する。「東北・みやぎ復興マラソン2017」は、6年前の東日本大震災で津波被害の大きかった名取市、岩沼市、亘理町の沿岸部がコース。「第1回松本マラソン」は城下町を巡り、コースのどこからでも北アルプスを一望できる。両大会ともに県外参加者は前泊になりそうだが、開催への熱い思いと心意気がヒシヒシと伝わる大会だ。

 <東北・みやぎ復興マラソン>

 「東北・みやぎ復興マラソン」フルの部のランナーは、岩沼市沿岸部をスタート後、亘理町に向かって南下する。この区間は、津波対策の「多重防御」のひとつで、高さが5メートル前後ある「かさ上げ道路」を通過。阿武隈川を渡った亘理町荒浜地区で折り返し再び岩沼市に戻ると、太平洋岸沿いの道に入り名取市方向へ北上する。ここでは右側に巨大な防潮堤が続き、整備が進む被災地の現状を実感できるはずだ。

 コース上には津波で流され跡形もなくなった場所も点在する。大会当日はかつての地名が、エイドステーションの呼び名として復活し、旧住民がボランティアスタッフとして参加し、定員1万2000人のランナーと交流するプランもある。

 「被災地の大会ですから税金を使わず、参加費と協賛金でまかなえる大会にしたい。新しい感動と記憶、元気を発信します」と大会事務局。「震災の時は多くの人たちに助けてもらった。今回は仲間とボランティア登録して選手をもてなしたい」という地元のランニングクラブもあり、第1回大会に向けて宮城県内の関係者は盛り上がっている。

 フルとファンランが行われる前日の9月30日には、地場産品を楽しむ食のイベント「復興マルシェ2017」が岩沼市沿岸部の会場で開催。大会と合わせ、JR名取駅などからシャトルバスが運行予定という。

 <松本マラソン>

 松本マラソンは、城下町・松本の魅力をたっぷり味わえるコース設定だ。スタート地点の松本市総合体育館から約5キロは、国宝の松本城を含む旧市街地。その後、のどかな田園風景が続き、常念岳などの北アルプスを一望できる。25キロ過ぎからは信州まつもと空港の外周路に入り、離着陸する飛行機を間近に見られる。

 松本市は信州大のある「学都」、毎年夏に小沢征爾氏ら著名な音楽家が集う「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」に代表される「楽都」、周辺に山脈がそびえる「岳都」を合わせて、「3ガク都」と呼ばれる。同市文化スポーツ部の花村憲二さんは「学生たちのブラスバンドなどによる音楽でのおもてなしや、花いっぱい運動の発祥地でもあるのでエイドに花を飾って華やかな運営にしたい」と意気込む。

 県庁所在地の長野市では毎年4月、長野マラソンを開催。今年で第19回を迎える同大会の盛り上がりを見た市民から「松本でもフルを」という声が高まり、約5年間の準備期間を経た夢がやっと実現する。「長野は1998年の冬季五輪の会場を巡るコースが売りですが、こちらは歴史と文化が香る町並みで勝負。同じ1万人規模ですので、安全で確実な運営でランナーを迎えます」と花村さん。信州にもうひとつ、個性的な大会が生まれる。

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