落合GMの放任教育大正解!フクシくんは素直で純粋です

2015年9月22日13時53分  スポーツ報知

 私事で恐縮だが、11月に子どもが誕生する。第一子で、おそらくワタクシに似たかわいい男児である。この時期、どの家庭でも一度は考えるのは、子どもの教育方針についてだろう。放任か、管理か。わが家では、とにかくきっちり教育・管理していこうという話で落ち着いた。だが、今はこの考えが揺らいでいる。なぜか。現在の“フクシくん”の姿を見たからである。

 最近2度ほど、中日・落合博満GM(61)の長男で、声優になったばかりの落合福嗣(28)を取材した。これがまあ、素晴らしいのである。ひと言で言うと素直で純粋。「落合GMについての質問も、GM自身の仕事に関わらない範囲なら惜しげもなく披露してくれる。「写真用にお父さんの打つマネをしてください」とリクエストすれば「いいですよ~」とさわやかに応じてくれた。

 フクシくんといえば言わずもがな、伝説のクソガキとして名を馳せた。「和歌山の崖から『飛び降りろ』と強制された」(弊紙元中日担当・T氏)、「ビールかけで女子アナにのチチを揉むなどやりたい放題だった」(元中日担当・S氏)「『のど渇いたからあの店までジュース買ってこい、じゃなきゃ父ちゃんに言いつけてやる』と命令された」(元日本ハム担当・S氏)。書ける範囲で、このレベルだ。当時は甘やかされて育った典型例とまで揶揄された。

 あのころを振り返ってフクシくんは「当時は父を取られると思ってた。だから記者さんにああいう行動していたのだと思う」と話した。ホンマかいなーとちょっぴり思ったが、この言が正しいのなら「今も昔もまっすぐさ、純粋さは変わってない」ということだ。仕事柄、今までたくさんの「人」を取材してきたが、ここまで自分の気持ちをそのまま出す「純度」の高い男は見たことない。

 フクシくんによると、落合GMは単純明快な教育方針を持っていた。「好きなことを好きなだけやれ」が口癖で、今までフクシくんが行ってきた仕事(コラムニスト、インターネット番組を持つことなど)を反対したことはなかった、端から見ると「ちょっと間違った道じゃないか」と思うことでも、本人の熱意があれば援助を惜しまなかったという。

 一方で「野球は楽しむもの、仕事にすれば徹底的にやらなけれいけないので苦しい」という考え方のもと、生涯で一度もフクシくんに野球を教えなかった。おそらく「プロを目指す」と言ったとたん、厳しいスパルタ教育が待っていただろう。実際、先日イベントで打撃を披露したが、そのときの本気指導ぶりは「恐怖を感じた」(フクシくん談)レベルだったという。

 今のフクシくんは、「夢だった」という声優になり、1人立ちした。「声優の仕事は楽じゃないのは分かっている」とし、専門学校など2年間の下積みを文句も言わず頑張った。まさに、落合GMの「好きなことをやれ」「仕事では甘えるな」の教育方針に合致した生き方だ。

 この育ち方を見ていると、放任主義も悪くない。親があふれんばかりの愛情さえ注いでいれば(ココが重要!)、フクシくんのように子どものころの過ちは自分で振り返って反省することができ、それを生かして自分でやりたいことを見つけることができるからだ。

 フクシくんの声優のアフレコを聞いたが、素人目にはなかなか聞かせるレベル。育ちの良さが手伝ってか、さわやかで伸びやかで外連味がない。ちなみに奥さんとも直で話をさせてもらったが、激烈な美人。1歳になる娘さんのかわいさは群を抜くレベルだった。

 以上を踏まえて、サテ自分の子どもはどうしようか。わがヨメにあらためて聞くと「甘やかしてもいいけど、それでスクスク育つには落合GMみたいな財力が必要でしょ」とのお言葉。うーん、ごもっとも。結論。報知新聞の給料がアップしたらの条件つきで、放任教育にカジを切ることにしよう。

コラムランチ
  • 楽天SocialNewsに投稿!
芸能
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ