田代まさしさん「やめるのは簡単、やめ続けるのが難しい」…薬物依存症語る

2016年12月14日8時40分  スポーツ報知
  • 田代まさしさん

 覚醒剤使用で3度の逮捕歴がある元タレント・田代まさしさん(60)が13日放送のTBSラジオ「荻上チキ・Session-22」(月~金曜・後10時)に出演し、薬物依存症について語った。

 番組内のコーナー「薬物依存症対策について考える」の座談会にダルク女性ハウス代表の上岡陽江さん(59)とともに出演した田代さんは開口一番、「田代まさしことマーシーです。僕は刑務所を出て2年4か月です。回復途上なので偉そうなこと言うなという意見もあるけれど、少しでも(薬物依存症を)分かってもらえればと思って話します」とあいさつした。

 田代さんは「(薬物を)やめるのは簡単だけど、やめ続けるのは難しい」と話した。最近はテレビ出演で現状を話す機会も増えているが「僕たちは薬物依存症という病気でリハビリという言葉を使っているが、マスコミは“更生”という言葉ばかり」と報道への違和感を口にした。

 「ある歌手の時も」と話して、ASKA容疑者とは限定しないまでも報道姿勢についても言及。「撮られるのは仕方がないけど、カメラで車をぶつけていた。俺(の時)も車が傷だらけにされた。(報道陣が)ヒチコックの鳥みたいに。撮られるのはいいけど、傷つけるのは止めてくれと思った」と自らの経験を元に感想を語った。当時、田代さんの妹は報道の過熱で「洗濯物は干せないし、マンションを出て行ってくださいと言われた。取材陣が押し寄せるので」と報道被害についても語った。

 初めて覚醒剤に手を出した時は「芸能界で売れているとき」と説明。「元気なくなるじゃないですか。やばいときに供給してくれるやつが現れて、ADだった。『元気出るやつありますよ』って。俺は1回で辞められると思った。シンナーも卒業できたから出来ると思ったね。甘かったね。全然別だった」と当時を回想した。

 依存症を治療するためには「(依存症になった)元の問題を解決してやらないと…」と語り、「(当時の自分は)覚醒剤って“白い恋人”だったからね。恋人の悪口言われると腹が立つわけ。最初は仕事をするためにクスリをやっていたけど、クスリするために仕事をやるようになって、最後はクスリだけになる」と話した。

 一時は6年間、薬物を絶っていたが再び手を出したきっかけは、芸能界に復帰した時の握手会だったという。「握手会の時に、覚醒剤のパケ渡され、『お気持ちをお察しします』って。捨てようと思ったけど、頭の中に天使と悪魔が出てきて、悪魔が『ちょっと休憩しよう』ってやっちゃった。電話番号も入っていた。いいターゲットだったんだろう」と話した。

 現在はダルクで生活する。「他の仲間たちと確認作業をしている。『この間もやりたくなっちゃったよ』って正直に言える環境が大事」と話し、最後は「あしたはどうなるか分からないって言うことを知ってください」と訴えていた。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
芸能
今日のスポーツ報知(東京版)