【報知映画賞】新海監督、「君の名は。」で特別賞!神木隆之介も祝福駆けつけた

2016年12月21日7時17分  スポーツ報知
  • 特別賞に輝いた映画「君の名は。」の新海監督

 ◆第41回報知映画賞表彰式(20日)

 興行収入200億円を突破したアニメ映画「君の名は。」は特別賞に輝き、新海誠監督(43)は主人公の声を演じた神木隆之介(23)と一緒に喜んだ。

 興行収入208億円、観客動員1607万人を突破した今年最大のヒット作を手がけた新海監督は「伝統のある、栄光のあるこのような賞を頂けたことを幸せに思います」と喜びに浸った。

 公開から4か月たち、邦画歴代2位、外国映画を合わせても歴代4位にまで上り詰めた。ファンが作品に出てきた場所を巡る“聖地巡礼”や、RADWIMPSの歌う主題歌、劇中歌のヒットなど社会現象となっているが、喧騒(けんそう)をよそに、新海監督は冷静だ。「ずっと同じことをやって来た連続感はあるのに、取り囲む世界が一変してしまった。人生が決定的に変わってしまった半年間だったような気もする。戸惑いもある。まだ整理しきれていない…」と正直な思いを口にする。

 02年、映画「ほしのこえ」を自主制作し、下北沢のミニシアターからキャリアをスタートさせた。「50人のお客さんからもらった拍手が人生で一番うれしい瞬間だった。あれを繰り返していきたいんです」。あれから14年。「やっていることは変えていないつもり。スタッフやプロデューサー、キャストが助けてくれた。周りのおかげ。気付けば、1600万人に届くような映画を作ることができていた」と周囲に感謝した。

 主人公・瀧の声を務めた神木は新海作品の大ファンだった。壇上で握手を交わすと「ステキな作品に携わることができて幸せ者です。携われたこと自体が奇跡。監督の笑顔がいっぱい見られてうれしい」と喜びを爆発させた。プライベートで都内の映画館に「君の名は。」を見に行くと、俳優仲間から声をかけられたことも。「すごくうれしかった。『見たよ、良かったよ』という声ももらう。来年も頑張らなくちゃいけない」。追い風を更なる飛躍につなげていく。

 新海監督にとって刺激的な一日だった。李相日監督、中野量太監督ら同世代の監督との交流に「作品作りの熱さは、アニメも実写も違いはないと感じた。日本の映画業界で、何か1つの役割を担えたかと、実感できて感動した」。着々と次回作への準備も進行中。「観客が喜ぶものは何か、何を求めているのかをつかんで次の作品につなげたい」と話した。(加茂 伸太郎)

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