古市憲寿氏、待機児童問題の国の姿勢に苦言「潜在的に100万人以上いる」

2017年2月10日17時1分  スポーツ報知
  • 古市憲寿氏

 社会学者の古市憲寿氏(32)が10日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)に曜日コメンテーターとして生出演し、待機児童は「潜在的に100万人以上いる。国の予算を少しでも保育所に回してくれれば」と見解を語った。

 番組では、神戸市の70代の男性が、保育園から聞こえる園児の声などによって精神的苦痛を受けているとして、慰謝料100万円を神戸地裁に申し立てたが棄却されたことを報道した。

 番組MCの小倉智昭キャスター(69)が「子供たちが保育園で元気に遊んでいる姿は、ほほえましいと思うんですが」と発言。これまでも、東京や名古屋などで保育園を作ろうとすると、近所の住民が子供の声がうるさい、送迎バスが危ないなどの声で開園を断念するケースが起きている。

 トラブル回避のため名古屋市では、事業者が保育園開園の要望を市に応募する前に、設置場所の住民に説明会を行うことを義務づけたという。

 東京・中野区では昨年172人の待機児童がいたため、区が認可保育園を4つ作り定員を252人に増やした。待機児童問題が解消されるかと思われたが、今年度は257人の待機児童が増えてしまったという。保育園ができるならうちも預けて働きたいという母親が潜在的にいたからだ。

 保育園に関する著書も出版している古市氏は「ひどい話」とバッサリ。「小学校には待機児童問題はない。保育園はだれが責任をとるかがあいまいになっていて、国もこれまで責任をとってこなかった」と解説し、「国は女性に働いて欲しい、少子化何とかししたいというくせに、保育園は大変な状態が続いてきた。児童福祉法があって、各自治体に保育園を作らなきゃいけないという規定があるのに守られないで、女性にしわ寄せがくるのは違う」とまくし立てた。

 泣く泣く育児休暇を延長した母親は待機児童ではないとする自治体もあるという。古市氏は「潜在的には待機児童は100万人いるといわれている。保育士の待遇が悪いなど、保育所は軽んじられてきた。国の税金などで支援をしなくてはいけないのに、高齢者ばかりに福祉が行く。もう少しだけでいいから予算を回してくれれば変えられる」と訴えた。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
芸能
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ