杉原杏璃、自伝的小説映画化で初主演!「まだまだやるつもりです!」

2017年3月18日10時0分  スポーツ報知
  • 笑顔で語る杉原杏璃(カメラ・小泉 洋樹)
  • 杉原が出演する「...and LOVE」の一場面

 グラビアアイドルの杉原杏璃(34)が自伝的小説を映画化した「…and LOVE」(18日公開、松田圭太監督)で映画初主演を果たした。20代の葛藤、グラドル界の裏側を赤裸々に描き、恋人役の男性との激しいラブシーンにも挑戦。広島の高校卒業後、もともとは女優志望で上京しており「一度は挫折したけど、演技にもう一回、向き合いたい」と決意表明。一部でウワサされたグラビア引退は完全否定し「まだまだやるつもりです!」と続投を宣言した。(土屋 孝裕)

 なかなか売れない苦しみ、先輩の嫌がらせ、そして恋人とのラブシーン…。映画初主演の杉原が、自分自身を体当たりで演じきった。

 2015年の処女作となる自伝的小説「……and LOVE」が原作。グラビア業界の裏側を赤裸々に描き話題を呼んだが、自ら周囲に働きかけ、映画化にこぎつけた。「写真を撮られるという表現から幅を広げて、文字の表現がうまくいったので、動くことに夢が広がった。実現してすごくうれしい」

 劇中では年下のセレブ男性とエリート商社マン、2人の恋人との濃厚なラブシーンもある。「自伝『的』なので、100%ではないけど、70%は本当の私で、かなり近いと思う。でも、恋人は『いい男ふう』に盛ってます。実際の経験でいうと(恋人は)『しょうがないなあ』という感じの男性ですね」

 恋人の存在を含め、素の杉原をかなりさらけ出した。

 「一生彼氏いませんとか、30代で男の人全然知りません、みたいなのが通じる世の中じゃない。うまく切り替えて、お仕事を乗り越えてるよと伝えたかった。いい年なので、いつも元気で笑顔じゃない私も受け入れてもらえるかなって」

 スカウトをきっかけに高校卒業後、女優を目指して広島から上京。しかし、なかなかステップアップできずに苦悩した。「声に特徴があるからとか、身長が157センチしかないから見栄え的にダメなんじゃないかとか、自分の欠点を探して、うまくいかない理由にして…挫折しました」

 とはいっても、仕事をしないわけにはいかない。ある日、大好きな海をバックに笑顔がはじけるアイドルのグラビアを見て「やりたいかも」と転向を決意。24歳の時だった。

 遅咲きでのグラドルデビューは、甘くはなかった。劇中でも、プロデューサーから「若くないし、ウリがない」と一笑に付され、撮影で先輩に気に入らない色の水着を半ば強引に着せられた経験も描いた。「洗礼レベルのイジメだけど、新参者からすると大変。この世界にも上下関係があるんだって驚きました。まあ今思うと、本当にやる気があるのか試されてたのかな」

 ブレイクのきっかけはブログ。「24歳でスタートして誌面を飾るには、アクセス数という数字をもって営業するしかない」。持ち前の生真面目さでマメに更新すると、距離感が近づいたのか、読者数が50万人に到達。比例して誌面でグラビアを飾ることも増え、トップグラドルに成長した。

 当初、グラドルの友人はいなかったが、近年はインターネット番組などでグラドルが共演する機会が増え、仲間もできた。映画のラストシーンでは森下悠里(32)、池田夏希(29)、佐山彩香(23)らが自前のビキニ姿で友情出演した。

 「脚本になかったけど、どうしてもやりたいとお願いしたんです。一緒に頑張ってる子にも出てもらって、少しでも知ってもらえればと思って。みんなセリフもないのに5、6時間も待ってくれて感謝してます」

 映画では、グラドルデビューからの10年間を描いた。「へこんでいた時期を思い出しながら演じるのが大変。嫌すぎて記憶に残ってなくて。それに10年間はグラビアを集中的にやっていたので、本読みから苦戦しました。キスシーンは、みんなの前で10回くらいやって。苦労というよりとても緊張しましたね」

 今回の撮影を終え、女優業への思いが再びこみ上げたという。

 「もう一回、チャンスがあるならと思わせてくれた。小説の2作目も書き始めているので、形になればうれしい。もちろんグラビアもまだまだ、しぶとくやるつもりですよ」

 現在、恋人はいないという。仕事が楽しくて仕方がないというが、結婚願望はある。「恋愛もしっかりして艶は出したいんですが、やりたいことがありすぎて…。結婚も、事務所は好きにどうぞって感じなんですけどなかなか。子供は欲しいし、母という人生も味わってみたい」

 ◆「…and LOVE」 グラビアアイドルのアンは故郷の海になぞらえ「碧い海のようなアイドル」になりたいと願い、自分をアピールしようとブログを始め、読者数50万人を超える。先輩からのイジメ、ファンの行き過ぎた行動、恋人との関係などに悩み、成長していく。そして、大きな決意を持ちグラビアアイドルが総出演する「グラビアクイーンフェスティバル」の舞台に立つ。

 ◆ワンポイント

 「さすが」とうならされたのは写真撮影。カメラマンの注文に嫌な顔ひとつせず、的確に応じてくれた。劇中でもさまざまなポーズを研究し、披露する様子が描かれており、やはり一朝一夕の技ではないと納得。

 ◆杉原 杏璃(すぎはら・あんり)1982年6月12日、広島・福山市生まれ。34歳。グラビア、バラエティー番組を中心に活躍し、2010年「お墓に泊まろう!」で映画初出演。12年に広島県観光秘書に就任。身長157センチ、B89・W56・H80センチ。血液型A。趣味は株式投資で「東京五輪が終わるまではやめません。今年の注目銘柄は建設関係ですかね」。

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