岡田准一、黒澤イズムで挑む美しき時代劇…葉室麟氏原作「散り椿」

2017年5月24日5時0分  スポーツ報知

 V6の岡田准一(36)と邦画界を代表するカメラマン・木村大作氏(77)のタッグで直木賞作家・葉室麟氏の小説「散り椿」が映画化(18年公開)されることが23日、発表された。木村氏にとって監督デビュー作「劔岳 点の記」(09年)から3度目のメガホンで、初の時代劇となる。

 2人は公開中の映画「追憶」(降旗康男監督)でも撮影を共にした。木村監督にとって「運命的」という出会いから、まだ間もない。岡田は「俳優たちが束になってかかっても、全てを受け止めてくれる方。“セッション”していく感じで思いきりぶつかっていけたら」と再タッグに力を込めた。

 日本アカデミー賞最優秀撮影賞を5度受賞した木村氏がカメラマンのキャリアをスタートさせたのは、故・黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」(58年)の撮影助手からだった。今回、木村監督自ら脚本をオファーした小泉堯史氏(72)も「影武者」(80年)など4作品で黒澤組の助監督を務めた。「美しい物を撮りたい…映画でしかできない美しい物を作りたい、それだけです」という言葉を残した黒澤監督の“継承者”2人のタッグとなる。

 岡田は「追憶」で故・高倉健さんとコンビを組んだ降旗監督、木村氏らのもとで撮影に臨んだ。今作にも、日本映画の歴史が詰め込まれている。「監督が若かりし頃、近くで見てきた黒澤監督への畏怖と挑戦という気持ちから思い描く『美しい時代劇』にお声がけいただき、こんなにうれしいことはない」と抑えきれない興奮を言葉にした。

 岡田が演じるのは、藩の不正や権力に立ち向かっていく剣豪、瓜生新兵衛という役どころ。撮影は長野、富山、彦根(滋賀)の全編ロケで15日から始まった。木村監督は「黒澤監督には及ばないですが、美しい物が撮れている手応えを感じている」と話している。

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