橋田壽賀子さん、男性育児参画やワンオペ母の育児ノイローゼ風潮に怒り…渡鬼に“代弁”シーン

2017年9月2日6時0分  スポーツ報知
  • 会見に出席した脚本家の橋田壽賀子さん(右)と石井ふく子プロデューサー

 TBS系の人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」3時間スペシャル(9月18日、後8時)の取材会が1日、都内で行われ、脚本家の橋田壽賀子さん(92)と石井ふく子プロデューサー(91)が出席。橋田さんは、男性が育児に参画するのが当たり前とする風潮に怒りをぶちまけた。

 劇中で、えなりかずき(32)演じる眞の妻が子育てに疲れ果て家出してしまうが、泉ピン子(69)演じる母・五月が、“専業主婦の妻が夫に手伝ってもらうのはおかしい”と素っ気ない態度をとるシーンがあるという。

 橋田さんは、五月について「私自身ですね。私が姑(しゅうとめ)だったら、ああなる」と自身の思いを“代弁”させたと告白。「この頃イクメンと称して、ご主人が子供を育てる仲間に入らないと罪悪みたいに言われ、一人で育てると育児ノイローゼになるというお母さんがいる。それに頭がくる。イクメンなんて、認めません。そういう怒りをもって書いています」と持論を展開した。

 女性の社会進出の増加により、国も男性の子育て参加や育児休業取得の促進をバックアップしている。そうした世間の流れと逆行するような発言の真意を「昔は(女性が)一人で子供を6、7人も育てて、畑仕事もしていた。男の人はちゃんとお仕事をなさればいいと思っています」と説明した。「そういう(昔の)世代も書くし、若い世代も書く。いろいろな世代の価値観の違いを書く。それがドラマだと思っている」

 えなりに期待することを問われると「あの人に期待していません。現実でも父親になれそうもありませんし。でも、それも世相と思って書いている」とバッサリ。この日、91歳を迎えた石井さんは「5歳でデビューしたえなりが、子供抱いているのが不思議。子供が子供を抱いてる。画面で見ていると違和感がある」と笑った。

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