3代目・桂小南が襲名披露パーティーで決意表明「先代の名前を汚すことがないように…」

2017年9月9日16時14分  スポーツ報知
  • 小南治改め3代目桂小南襲名披露パーティーで鏡開きを行った(左から)桂南なん、豪風、矢後、3代目小南、天風、嘉風、山遊亭金太郎
  • 小南治改め3代目桂小南襲名披露パーティーを行った小南

 小南治改め3代目・桂小南(55)の襲名披露パーティーが9日、東京・京王プラザホテルで行われ約350人が門出を祝った。

 2代目は東京で上方の噺(はなし)を広めた第一人者。師匠の名前を21年ぶりに復活させる小南に、所属する落語芸術協会・桂歌丸会長(81)は「自分なりの3代目小南をこさえてください」とエールを送り、初代・小南を知る落語協会・三遊亭金馬(88)は「3代の小南を知っているのは私くらい。3代目が小南の名前をますます大きくしてくれるでしょう」と祝辞を送った。

 角界からは元大関・琴風の尾車親方(60)、関脇・嘉風(35)、前頭・豪風(38)らが出席した。親交が深い尾車親方は自身の曲「まわり道」で美声を披露し祝福した。

 3代目・小南の父親は紙切りの2代目・林家正楽。将来は紙切りになるために2代目・小南を紹介され入門し寄席の修業をしていたが二ツ目になるときに落語家に専念することになった。小南は「二ツ目になるときに(紙切りか落語かで)迷ったけれど、師匠のカバン持ちをしていた時に師匠が振り返って『ワシのほうから正楽さんにようく言うといたるから』と言ってくださった」と背中を押されたエピソードを披露。「温和でそばにいて居心地の良い師匠でした。怒ると本当に怖い師匠でしたが…」と思い出を振り返った。

 パーティーでの入場の際には先代の出ばやし「野崎」で登場。感極まったのか目に涙をためてぬぐう姿もあったが、その後は終始笑顔。3代目・小南が、司会の春風亭柳橋(61)、桂文治(50)に向けて「先代の名前を汚すことがないように、2人を見習ってがんばります」と決意表明すると、場内はなぜか爆笑が…。3代目の実弟で落語協会に所属する林家二楽(50)が自身の襲名披露興行に協会の垣根を越えて出演することを報告し、兄弟子を始め両協会に感謝を述べ「落語協会の林家二楽ともども、落語芸術協会の3代目・桂小南をよろしくお願いします」と弟思いの優しい人柄がにじみ出るあいさつで締めくくった。

 襲名披露興行は9月下席(21~30日)の新宿末広亭を手始めに浅草演芸ホール、池袋演芸場で順次行い、国立演芸場では11月中席(11~20日)に行われる。

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