ひふみん「将棋は考えるものではない。ひらめくもの」

2017年9月13日13時40分  スポーツ報知
  • 映画「ダンケルク」のイベントに出席した加藤一二三九段

 「ひふみん」こと将棋棋士の加藤一二三九段(77)が13日、都内で行われた米映画「ダンケルク」(公開中、クリストファー・ノーラン監督)のヒット記念イベントに出席した。

 1940年、フランスの港町ダンケルクでヒトラー率いるドイツ軍に追いつめられた英仏連合軍の救出作戦「ダンケルクの戦い」を描いた本作。「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」の名匠ノーラン監督がメガホンを執り、全世界興収530億円を突破。日本では9日に公開され、初週週末興収第1位のヒットを飛ばしている。

 実際の戦いが起きた1940年に生まれたひふみんは「ウィンストン・チャーチル(英元首相)の第2次大戦回顧録を読んでダンケルクのことは知っておりまして…」とさすがの博学ぶりを示しつつ「息つく暇もなく、感動しました。最後は泣けてきました」と感想を述べた。

 追いつめられた男たちの不屈を描いた同作。相手の王将を追いつめる将棋棋士の現役生活を今年6月まで63年間も続けて来た加藤九段は、物語を将棋に例え「不利な局面を持ちこたえたんですね。勝った将棋ではないですね。不屈の闘志が将棋でもどんな場合でも最後の最後まで頑張るんだということですね」とマシンガントーク。42歳で名人になった自らの偉業を回想し「勇気を持って戦う、弱気を見せない、慌てないで落ち着いて。ダンケルクの兵隊たちも勝負のことは分かっているはずです」と熱弁した。

 迫り来る時間の中で生存を目指していくタイムサスペンス作でもあるが、一分以内に指さなくてはならない「一分将棋」の神様というひふみんは「パッと見た直感の手が良い手なんです。将棋は考えるものではなく、ひらめくもの。ひらめくかどうかが将棋の勝負なんです」と、もはや映画は関係なしで将棋の金言を展開していた。

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