Sexy Zone菊池風磨、初主演連ドラは出演者一人だけ「責任の渋滞がすごい」

2017年10月7日14時0分  スポーツ報知
  • Johnny’s~vol.10~

 Sexy Zone・菊池風磨(22)が、日本テレビ系「吾輩の部屋である」(月曜・深夜0時59分)で連続ドラマ初主演に挑戦している。登場人物は、たった一人という中で好演を見せる。グループで歌う主題歌「ぎゅっと」の作詞も手掛けた。今春には慶応大を卒業。“社会人1年目”でつかんだ初主演に「責任の渋滞がすごい」と充実感をにじませる。節目の大きな経験をきっかけに、今後のさらなる飛躍を目指す。

 「Sexy Zone」として11年11月のCDデビューから、まもなく6年を迎える。菊池にとって「主演への憧れは強かった」と、喜びはひとしおだ。

 「純粋に初主演だったので、すごくうれしかったというのがあった」

 「吾輩の―」は自室で過ごす大学院生の日常を描き、「登場人物一人」の作品としてドラマ化が決まったときから話題を集めていた。だが主演の喜びは、すぐに別の感情となった。共演者ゼロ。1話30分のドラマの台本に書かれてあるセリフは、ほぼ菊池のものだ。

 「正直、一人芝居がどうとか、あんまり気にしてなかったというか。今までのように、何とかなるだろうなぐらいにしか思っていなかった。でも、いざ台本もらって、9割ぐらい僕のセリフだった時に、これはすごい大変なことに直面してるんだなと気づいて、猛烈に不安になりました。単純に考えても30分、自分のしゃべりで埋めろって、とてつもないこと」

 今年1月には元SMAPの草ナギ剛(43)の主演ドラマ「嘘の戦争」(フジテレビ系)に出演するなど、俳優としても着実に経験を重ねてきていたが、全てが未知の連続だった。

 「とにかく対話がほぼない。電話のシーンも、相手のセリフはないですし。予測不可能だったのと、やってみてやっぱり難しいのと、つかむのに一番時間がかかったかもしれない。今までだったら最初からつかめている場合もあれば、撮影に入って一日でつかめる状況だった。今回は手探りで頑張った気がします」

 物語は全て一つの部屋の中で繰り広げられる。演じる主人公・鍵山哲郎は一人暮らしで彼女なし。家の中で理屈っぽく、葛藤や悩み、くだらないことを考えているさまを演じる。身近な一人をモデルに演じきった。近所に住むいとこだ。

 「自分も家で考え事をしたり、独り言もなくはないんですけど。年下のいとこは、勉強もできる子で友達とかといると普通なんですけど、逆に普通なのが意外なぐらい。動きとかが独特で、しぐさとか表情とかが絶妙。この前も家の椅子を(自分で)壊して、ボーッとその椅子を眺めながら、ちょっと頑張って、はめようとしてみたり。ドラマで見るような光景で、まず、こんな壊し方する? みたいな。すごく哲郎っぽかった」

 全10話は、先月18日の放送スタートを前に全て撮り終えた。反響のない中でカメラに向き合う日々は精神的にもこたえた。

 「反響がない中での撮影。支えが、何もなかったんですよ。現場のスタッフもそうだったと思います」

 全てが手探り。だが、放送を開始して、全てが杞憂(きゆう)となった。今までの作品と違い、登場人物は一人。反響があれば、それは全て自分に向けられた言葉だ。

 「今日もメイク室で3~4人ぐらいに『ドラマ見ています』って。男女問わず。めちゃくちゃうれしい。そんなこと言われたことなかったので『え~!?』ですよ。超いい経験。今になって反響をもらえるのはうれしいですね」

 冗談交じりにメンバーを突き放すのも、いい関係を築いているからこそ。グループとして歌うドラマ主題歌は、自身が作詞を担当した。

 「グループのシングル曲を作詞したのは初めて。初主演のドラマの主題歌ということで思い入れがあるのはもちろんなんですけど、みんなに詞を書いて歌ってもらえる思い入れなんかも強く感じています」

 今年3月には慶大を卒業した。“門出”を祝う初主演でもあったが、生活も大きく変わったことで、考え方も変わりつつある。

 「僕の場合、大学と仕事っていう“二足のわらじ”という感覚じゃなく、2本の柱で菊池風磨が形成されているイメージだった。大学がなくなった時、この仕事だけで支えていかないといけない、生きていかなきゃいけないと思うようになった。責任感もより増したかなと思ったところでの、今回のドラマ。でも、出演者が一人しかいなくて、責任の渋滞がすごい(笑い)。めちゃめちゃ責任が押し寄せてきた。逃げ道が全くない」

 「嵐」に憧れ、アイドルの道を志した。中学2年でジャニーズ事務所に入所。ジュニア時代に4人組「B.I.Shadow」としての活動などを経て、入所3年でCDデビューした。

 「僕、何も続かなかったんですよ。今まで部活も何もかも。何か続けられるものが欲しいなというのと、嵐兄さんに憧れているのもあって、あと歌をやりたかったので。それで、履歴書を送って。気づいたらデビューしてました」

 絶対的な自信が菊池の全てを突き動かしてきた。

 「絶対デビューできると思っていた。超絶ずうずうしいと思いますけど、絶対デビューできるからやろうと思っていたんですよ。ジャニーさんに『YOU、デビューできるよ』って言われたわけでもないし、むしろ『おまえは不良だ』って言われてましたし。でも、絶対できると思っていて、そしたら本当にできたから良かったですけど。できてなかったら何してたんだろうと思っています」

 まだまだ個人としてもグループとしても発展途上の真っただ中にいる。

 「こうやって一人でお仕事させてもらって、今までのイメージと違うことをやらせてもらったことがグループの幅にもなると思う。ほかのメンバーも同じように『Sexy Zone』に大きい影響を与えてくれると思っています。そういうグループの雰囲気を、もっと知ってもらえるように。でも、次また僕が主演をやらせてもらえても、一人芝居だったらびびっちゃいますけどね」(ペン・畑中 祐司)

 ◆菊池 風磨(きくち・ふうま)1995年3月7日、東京生まれ。22歳。08年4月にジャニーズ事務所入所。09年7月「中山優馬 with B.I.Shadow」でCDデビュー、11年11月「Sexy Zone」でデビュー。主な出演作に「GTO」(14年・フジ系)、「時をかける少女」(16年・日テレ系)、「嘘の戦争」(17年・フジ系)など。今年3月、慶応大総合政策学部を卒業。血液型A。

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