トランプ米大統領来日の日に吉永小百合「第五福竜丸展示館」訪問 「広島、長崎、福竜丸も忘れないで」

2017年11月5日17時42分  スポーツ報知
  • 第五福竜丸展示館で建造70年記念イベントで画家の男鹿和雄さんが描いた第五福竜丸の絵の横で挨拶する吉永小百合(カメラ・森田 俊弥)

 原爆詩の朗読をライフワークとする女優・吉永小百合(72)が5日、東京・江東区の夢の島にある「都立第五福竜丸展示館」を訪れた。

 偶然にも北朝鮮の核開発を巡って緊張状態にあるトランプ米大統領の初来日と重なった。真珠湾のアリゾナ記念館を訪問(3日)した際、大統領はツイッターに「リメンバー・パールハーバー(真珠湾を忘れるな)」と書き込んだ。吉永はそれを引き合いに「広島、長崎、そして第五福竜丸も忘れないで欲しい。そう伝えたいですけれどね」と“メッセージ”を送った。

 第五福竜丸は、1954年3月、マーシャル諸島ビキニ環礁で米国の水爆実験による“死の灰”(放射性降下物)で乗組員全員23人が、被ばくした事件で知られる。福竜丸建造から70年の節目の年を記念して、「この船を描こう 森の福竜丸~男鹿和雄と子どもたちの絵」展が開催されており、2008年以来の吉永の訪問となった。会場には元乗組員の大石又七さん(83)の姿もあった。

 吉永は「私が福竜丸を知ったのは、みなさんと同じく小学生の時でラジオを通じて」と話し、原爆症で苦しむ乗組員の回復をラジオから毎日願っていたことを振り返った。そして「大石さんに比べれば少しですが、核兵器の廃絶を願い、元気な限り、しゃべることができる限り、原爆詩の朗読を続けていきたい」と思いを新たにしていた。吉永は広島・平和記念資料館(原爆資料館)の音声ガイドも担当している。

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