【報知映画賞】特別賞は「アウトレイジ」3部作の北野武監督

スポーツ報知
ピエール瀧に祝福される北野武監督(右)

◆第42回報知映画賞表彰式(20日)

 「アウトレイジ」3部作で特別賞を受賞した北野武監督(70)は、「特別賞という訳の分からない賞。ありがとうございます」と、たけし流のコメントで喜びを表した。

 1991年の「あの夏、いちばん静かな海。」で監督賞、98年の「HANA―BI」で作品・監督賞を得て以来の受賞。「3部作ってやっともらえた悲しい現実」と笑わせる一方。用意された寿司やそば、「なぜかやきとりもある」と沸かせて「報知の素晴らしい演出だと思っています」と、キツいコメントで終始なごませた。

 祝福には「アウトレイジ最終章」に出演したピエール瀧がかけつけた。北野監督の後のあいさつに恐縮しつつも「バイオレンスでありながら、エンターテインメントにできる監督の剛腕。物騒に見える現場ですが、実際は紳士的で理路整然としていた。勉強になりました」と振り返った。

 ◆北野 武(きたの・たけし)タレント名・ビートたけし。1947年1月18日、東京都足立区生まれ。70歳。89年に「その男、凶暴につき」で監督デビュー。97年の「HANA―BI」でベネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)、2003年の「座頭市」で同映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞。

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