巨人・原前監督、菅野は「僕を超えるよ、間違いなく」TV初共演で対談

スポーツ報知
テレビ初共演でゴルフ対決した(右から)原辰徳さん、巨人・菅野と深堀圭一郎プロ(C)BSジャパン

 巨人前監督の原辰徳さん(59)と、おいで今季「沢村賞」など大活躍した巨人・菅野智之投手(28)が、1月3日放送のBSジャパン「TV初共演!原辰徳VS菅野智之~夢のゴルフガチンコ対決~」(後2時)で知られざるエピソードを語り合うことになった。

 菅野は今季、WBCで侍ジャパンのエースを務め、シーズンでは最多勝、最優秀防御率、沢村賞、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞など「7冠」とフル回転の活躍だった。

 現場を離れた原さんは、今季の菅野の活躍を振り返り「意識が、非常に高い選手。現状で満足せず、常に挑戦心や向上心持ってプレーしている。日本のエースとして戦い、非常に自立しながら良くやっているなと思います。君は僕を超えるよ、間違いなく」と絶賛した。打者・原辰徳として菅野投手と対戦するとしたら…という質問には「僕は打てないね」と即答。菅野の持つ球種と、それを見たバッターが受ける印象について、細かく解説した。

 菅野は、原さんの監督退任時にしたためた手紙で「最後までエースと言ってもらえなかったけど…」と記していたという。しかしこの2年間で前監督から認められる存在に成長した。実は菅野が3年目のある試合で、8回まで調子良く投げていたものの、最後の最後に逆転2ランを打たれたことがあり、試合後に監督室に呼ばれた菅野に原さんは怒ることをせずにそれまでの好投を褒めたとか。「『あれがお前の本来のピッチングスタイル。あれを次の試合でもできるよう頑張れ』と言われたことが、今のピッチングにつながっている」と明かした。

 原さんもその時のことを覚えており「何かを感じたら、それを伝えてあげることが大切。投手には最後の1球がダメだったという、投手なりの難しさがある。本人は相当悔しかったはずなので、そのことを直接言わずに伝えてあげることはどの選手にもしてきた」と振り返り、「彼はもう既に自分の中で意識の高さを上げられる人。良いコンディションで野球をやってもらいたい。ただそれだけ」と語った。

 また、物心ついたときから“原辰徳の甥”としてプレーをしてきた菅野だが、伯父さんという感覚は持ったことがないという。「常にプレッシャーはありました。プロになってもずっと。でもそのプレッシャーがなければここまで来られなかった」と感謝した。

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