安室奈美恵、ラスト紅白に花!歌手別視聴率で最高48・4%

スポーツ報知
紅白歌合戦 歌手別視聴率10傑

 昨年大みそかの第68回NHK紅白歌合戦(前半平均・35・8%、後半平均39・4%)の分刻み視聴率が4日、発表され、特別枠で出演した安室奈美恵(40)が歌唱する午後11時18分に瞬間最高の48・4%を記録したことが分かった。全体の平均視聴率こそ歴代ワースト3位だったが、出演10分間で最大5・1ポイントアップさせるなど、安室に対する視聴者の注目度の高さをうかがわせる結果になった。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 今回の紅白の主役はやっぱり安室だった。「君だけのための hero いつまでもそばにいるよ 君だけのための hero」。午後11時18分。曲のラストに向けて「Hero」のサビを歌うシーンで、瞬間最高の48・4%をたたき出した。

 過去2年の瞬間最高は、15年が全歌手のステージをダイジェストで振り返った45・1%、16年が番組が佳境に差しかかった44・8%だった。個別の歌手が瞬間最高を記録したのは14年の大トリを務めた松田聖子以来3年ぶり。氷川きよし(40)の歌唱が終わった時点から最大5・1ポイント上げ、文句なしの注目度だったといえる。

 安室の出演シーンは午後11時10分過ぎから約10分間。過去9度の紅白出演時の映像に加え、デビュー直後からの25年の軌跡が流れると、ジワジワと数字を伸ばした。

 局内のスタジオからの生中継で本人が登場したのは午後11時14分。総合司会の内村光良(53)と掛け合いを始め、「充実した25年間になったなと思います。9月に引退します。私らしく引退の日を迎えたいと思っています」などと語るシーンでは1・2ポイントも上げ、46・4%まで急上昇した。「Hero」を歌い始めると、右肩上がりを続け、48・4%まで到達。最後に口元に手を当てて涙ぐむシーンは48・0%だった。

 白組では初の大トリを務めた、ゆずの46・4%(午後11時39分)。夏季五輪の激闘シーンの映像をバックに「栄光の架橋」を歌ったが、同曲が、国民的応援ソングとして定着していることを印象付けた。安室と同じく特別枠で中継出場し、連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」を披露した桑田佳祐(61)は45・8%だった。

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