「ももクロ」佐々木彩夏、有安の卒業告白でカメラ探した

スポーツ報知
ももいろクローバーZの(有安杏果、佐々木彩夏、百田夏菜子、玉井詩織、高城れに)

 有安杏果(22)が電撃卒業を発表したももいろクローバーZは15日、AbemaTV「AbemaPrime」(月~金曜・後9時)に出演。有安から卒業を告げられた部屋で佐々木彩夏(20)が、カメラを「探しました」と明かした。

 ももクロは11年4月に早見あかりが脱退し「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」に改名。その際に脱退を告げる一部始終が映像化されている。重苦しい場面を赤裸々に表に出したことで、従来のアイドルにはないドラマ性、ガチンコ感が話題に。改名後のブレイクにつながる一因になった。

 12月。仕事終わりにある部屋に集まって有安から卒業したいと告げられたメンバー。「仕事が終わった瞬間にメンバーに言うんだ、ってすごくドキドキしたんですけど、伝えたら率直ないろんな思いをぶつけてくれた」と有安。佐々木は早見脱退時の話し合いを思い出したそう。「(カメラを)一瞬探しました」。当時も今回も長く続いた沈黙を破る一言目を発したのが佐々木だった。

 「突発的に決められることじゃなくて、本当にたくさん悩んだ末、苦しんだし、しんどい思いもした。普通の女の子がやってきたこと、私ができなかったことをありたい」と子役出身で“芸能生活=年齢”の有安は話す。番組MCで熱烈なモノノフ(ファン)のテレビ朝日・小松靖アナは目を潤ませながら番組を進行。「奇跡の5人なんです。誰一人欠けても、ももクロでないと思って応援してきて、その思いを共有してきた。でもこの(有安からの)言葉を聞けば今の形も『ももクロ』だし、ときっとファンの皆さんもそう思って応援する気持ちに違いないと思う。女性グループ初、史上最年少で国立競技場ライブなどで数々の不可能を実現してきた5人。ファンの自分の中では、いつまでもいつまでもこの5人を見たいと思う。けれども、一方でメンバーそれぞれのみなさんの幸せを願っている」と、ついモノノフ目線で心境をぶちまける一幕もあった。

 「さっき小松さんが奇跡の5人と言ってたんですけど、私はファンの方が奇跡だと思ってます。今まで8年間見たことのない景色とか、夢をたくさん叶えさせてくれたのは、本当にすべてファンのみなさんのおかげだと思っています。本当に8年間ありがとうございました」。有安はカメラでなく屋外で番組を見守ったガラスの向こうのファンへ向けて頭を下げた。

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