V6長野博「水野真紀の魔法のレストラン」で味との“一期一会”楽しむ

スポーツ報知
 

 MBSテレビのグルメバラエティー「水野真紀の魔法のレストラン」(水曜・後7時)が18年目を迎え、今月“新装開店”した。2012年秋からレギュラーを務めるV6・長野博(45)は6年目。「食」に対する探求心、好奇心は尽きることなく「常に新しいものを求め、フレッシュな気持ちで向き合いたい」と、味との“一期一会”を楽しんでいる。(筒井 政也)

 関西のグルメ情報や、一流料理人のアイデアレシピなどを届ける、通称「マホレス」。メインの女優・水野真紀(47)、長野に、お笑いコンビ・ロザンが新たに加わり、カルテットで番組を盛り上げている。

 「真紀さんは肉の切り落としがお好きで。安くてもおいしいお肉とか、女性として、主婦としての目線を大切にされている」。ロザンとは番組ロケで共演済み。「僕が注目しているのは、菅ちゃん(ロザン・菅広文)の真紀さんへの対応。ロケで真紀さんが『オイッ!』って言うのを初めて聞いた」と新しい味わいに太鼓判を押す。

 芸能界でも屈指の“食ハンター”。これまで番組で巡った関西の飲食店は数百軒。「おかげで情報量は本当に増えました。行き切れないぐらい(笑い)」。調理師免許を持つだけに「楽しみながら、勉強にもなる。プロの一手間で(味が)変わるところを実際、見させていただける。経験値が上がる感じですね」と、ライブ感覚で知識を吸収している。

 食に興味を持ったのは、子供の頃だとか。「実家が自営業なので外食が多く、それが自然でした。トンカツをじっくり揚げる店で、40分ぐらい待ったり。今はもうないんですが、多分、おいしい店だったんだろうなあ。今、改めて味を知りたい」と“原体験”を語る。

 食に関してはオールラウンダー。「和洋折衷すべて。どら焼きを求めて食べ歩いたり、わらび餅だけではしごしたり。日本に生まれてよかったですね。四季が明確にあるし、各国の料理もおいしい」。それでもスリムな体はキープ。「細かな調整はちょこちょことやっています。それは大事。でも、食べたい時は目いっぱい食べますね」。V6として激しいステージも務めるだけに“さじ加減”は絶妙だ。

 今、食べ歩きたい場所はスペインのサン・セバスチャン。「食の都。いつか絶対行きます! あと、ペルー。いろんな食べ物の原産地で、マチュピチュや地上絵だけでなく、食もすごいんですよ」と目を輝かせる。2020年の番組20周年企画で実現するかも? 「あと2年ですね~」と笑った。

 V6としてデビューして23年目。2年たてば四半世紀となる。「脂は全然、乗ってない」と苦笑しながらも「“古酒”になりつつも、常にフレッシュな気持ちを持つことで、モノを見る角度が違ってくる。飽きられないように、いろんなものを自分で探し求めて、吸収しなければいけない」と、自分磨きを忘れない。

 それでも、決して急がず、あわてず。「料理は時間をかけると、味として返ってくるものも多い。時間を惜しまず、ちゃんと歩むことで、自分の“いい味”を出していけたらと思います」

 ◆長野 博(ながの・ひろし)1972年10月9日生まれ。45歳。神奈川県出身。95年、V6としてCDデビュー。NHK・BSプレミアム「晴れ、ときどきファーム!」(金曜・後11時)、TBSテレビ系「アメージパング!」(火曜・深夜0時58分、近畿圏放送なし)にレギュラー出演中。

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