花組「ポーの一族」で4年目・聖乃あすかが初センター「人間じゃない素肌感を意識しました」

スポーツ報知
終演後に舞台上で会見した聖乃あすか(右)と城妃美伶

 宝塚歌劇花組「ポーの一族」の新人公演が23日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。

 記念の第100期生・聖乃(せいの)あすかが、入団4年目で初主演。歌劇団の若手でも屈指の美貌を生かし、永遠の時を生きるさだめのバンパネラ(吸血鬼)の少年・エドガーを演じた。カーテンコールでは緊張の面持ちで「バンパネラとして懸命に生きるエドガーのように、私も一瞬一瞬を大切に、精いっぱい努力していきます」とあいさつした。

 トップスター・明日海りおに学び、ビジュアル面では「人間じゃない素肌感を意識しました」と化粧も念入りに研究した。明日海からは「とにかくリラックスして、ケガのないように」と送り出されたという。「明日海さんのエドガーは、果てしなく遠い」と経験不足を実感しつつも「舞台に立つことの楽しさを改めて知りました」と充実の表情を見せた。

 トップ娘役・仙名彩世(せんな・あやせ)が本公演で演じる、エドガーの義母シーラ役は、春で8年目に入る城妃美伶(しろき・みれい)。新人公演ラストステージで5度目の新公ヒロインを務めた。「最後の新人公演なので、自分の中の思いと重なり、こみ上げるものがありました。さらに成長していきたい」と笑顔だった。

 東京宝塚劇場での新人公演は3月1日。

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