小林亜星さん、「寺内貫太郎」主演を向田邦子さんにダメ出しされていた

スポーツ報知
小林亜星さん

 作曲家の小林亜星さん(85)が27日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜・前7時30分)に出演し、1974年のTBS系ドラマ「寺内貫太郎一家」に主演した当時の秘話を明かした。

 同ドラマは、平均視聴率31・3%を記録した大人気ドラマ。向田邦子さんの原作脚本、演出家の久世光彦さんがプロデュースした。主人公の寺内貫太郎を演じた亜星さんだったが当初、TBSは「フランキー堺さんのところにお願いに行った。だけど、フランキーさんが映画の監督をやっていた」と断られたという。次に「高木ブーちゃんのところに行ったら忙しくて」とまたも断念したという。

 そこで局内で「誰かデブはいないかってなって、亜星がいるじゃないかってなった。あのころ、TBSのドラマで3種類違った音楽をやっていて、ドラマ班は知らない人はいなかった」と振り返り、脚本・原作の向田さんに推薦したという。

 ところが、向田さんは「イヤだ。あんなスケベそうな人」と拒否。久世プロデューサーが頭を丸めることを提案し、髪の毛を丸めて再び向田さんに会うと「これが貫太郎ねって言ったんですよ。それで、もう逃げられなくなった」と承諾したくれたというエピソードを明かしていた。

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