NHK、安藤サクラの子連れ朝ドラ撮影を全力サポート 「キッズコーナー」設ける案も

スポーツ報知
2018年度後期の連続テレビ小説「まんぷく」ヒロインの安藤サクラ

 NHKは31日、2018年度後期の連続テレビ小説「まんぷく」(10月1日スタート、月~土曜・前8時)のヒロインを女優の安藤サクラ(31)が務めると発表した。昨年6月、夫で俳優の柄本佑(31)との間に第1子となる長女を出産したばかりで、朝ドラ史上初の乳児を持ちながら撮影に臨むヒロインとなる。都内で会見した安藤は、オファーを受け、子育てと両立できるか1か月ほど苦悩したことを明かし「覚悟を決めてここにやってきました」と泣きながら胸中を吐露した。

 新米ママをNHKは全力で支える。制作統括の真鍋斎氏(50)は、安藤の起用理由について、30代のシーンが長いとし「幅広い役柄に憑依(ひょうい)できる」と説明。大阪中心の撮影となるため、都内在住の安藤は子連れで約10か月の撮影期間、大阪でマンションを借りる可能性が高いという。局内に「キッズコーナー」を設ける考えも示した。20年に向け「働き方改革」に取り組む同局は、撮影開始を例年より3週間ほど早め、1日の撮影時間を短縮する方針。安藤も「働き方改革も大きかった」と感謝した。

 ◆安藤 サクラ(あんどう・さくら)1986年2月18日、東京都生まれ。31歳。奥田瑛二とエッセイスト・安藤和津の次女。姉は映画監督の安藤桃子。07年、映画「風の外側」で女優デビュー。その後、映画を中心に活動。09年、「愛のむきだし」でヨコハマ映画祭助演女優賞、12年に「愛と誠」「その夜の侍」で報知映画賞助演女優賞を受賞。13年、「かぞくのくに」でブルーリボン賞主演女優賞受賞。12年3月、俳優の柄本佑と結婚。17年6月に長女出産。

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