EXILE佐藤大樹、恋愛物語に初挑戦 4月公開映画「ママレード・ボーイ」

スポーツ報知
今年を勝負の一年と掲げた佐藤大樹

 EXILEのパフォーマー・佐藤大樹(たいき、23)が、シリーズ累計1000万部の人気少女コミックの実写映画「ママレード・ボーイ」(4月27日公開、廣木隆一監督)で恋愛物語に初挑戦することが31日、分かった。劇中では桜井日奈子(20)演じる光希(みき)を一途に思い続ける幼なじみの須王銀太(すおう・ぎんた)役を演じる。吉沢亮(23)演じる同級生・遊(ゆう)と恋のライバルとして対峙(たいじ)する役どころとなる。

 14年にEXILEのメンバーになる前から俳優活動は行っていた。メンバー加入後も「HiGH&LOW」シリーズで映画、ドラマなどに出演していたが、撮影現場に先輩がいない“外部作品”はEXILE加入後では初めてだ。「自分もこれ(恋愛映画)をやれるときが来たのかと」と、はにかむ一方で「こうやって1人で違う畑に行って闘うことは、ずっとやりたかった」と力を込めた。

 原作は1992~95年に月刊少女マンガ雑誌「りぼん」(集英社刊)で連載され、94~95年にアニメ化もされた。「原作ファンは多い。満足してもらうような役作りをしなきゃと思ったけど、廣木監督から『寄せていくのじゃなく、せっかく生身の人間の大樹がやるんだから、普段の大樹らしくていい』と言って頂いた。自分がやるとこうなりますよって提案したものが、色んな人に納得してもらえるようなお芝居になっていれば」。見えない重圧と向き合った撮影でもあった。

 演じる役柄はテニス部のエースという一面もある。自身まったくの未経験。出演が決まった昨夏頃からテニス経験者のマネジャーと練習を重ね、撮影前には多いときで週3日を練習に費やしたという。努力も実り、本来は予定になかった試合のシーンが急きょ追加されたほどだ。

 今年は“本業”でも、大きな転機を迎える。EXILEとしても今年、3年ぶりのドームツアーを行う完全復活の1年となる。また昨年に結成されたパフォーマー集団「FANTASTICS」ではリーダーを務め、今年は新ボーカル2人を迎えた新体制で活動をスタートさせる。「この作品を見て、僕のことを知ってもらったりFANTASTICSのことも知ってもらえるかもしれない。EXILEに入る前から芝居とアーティスト業の“二足のわらじ”でやっていきたいと思っていた。今まで蓄えてきた力を発揮するのにふさわしい年。輝かなきゃいけない年なんだなと考えている」。様々な新境地を全力でこなし、大きく羽ばたく1年とする。

 ◆佐藤 大樹(さとう・たいき)1995年1月25日、埼玉県生まれ。23歳。16歳からダンスを始め、その後「GENERATIONS」のサポートメンバーとして活動。12年「EXILE TRIBE」のツアーにサポートダンサーとして出演。14年「EXILEパフォーマー・バトル・オーディション」に合格。昨年から「FANTASTICS」を兼任。身長173センチ。

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