BPO違反の「とくダネ!」、生放送で謝罪「重くかつ真摯に受け止めています」

スポーツ報知
小倉智昭キャスター

 9日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月曜~金曜・前8時)で8日に放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が同番組が昨年放送した2つの特集について「放送倫理違反があったと判断した」と指摘されたことを伝え、謝罪した。

 2つの特集は、1つ目は昨年7月27日放送の自称・医学博士の男が無資格で患者を診断したとして医師法違反で逮捕された事件。容疑者のインタビューとして別人のインタビューを放送した。

 2つ目は同年8月28日。京都府議の男性が妻に暴力を振るった事件で、男性が書類送検される前に既に書類送検されていたように報じた。

 委員会では「事実に反する報道で誤った情報を視聴者に伝えた」として「2つの特集は放送倫理違反があったと判断する」と発表。2つ目の件では実際、放送翌日に男性は書類送検されたが「放送の時点で十分な裏付けがないまま誤った情報を視聴者に伝えたことには変わりない」と断じた。

 梅津弥英子アナウンサー(40)が「とくダネ!では今回の決定を重くかつ真摯に受け止めています。去年の問題発生から取り組んでいますが、今後、さらに再発防止の意識、並びに刑事事件に対する専門知識を高め、信頼できる番組作りに努めてまいります。よろしくお願いいたします」と小倉智昭キャスター(70)と共に頭を下げ、謝罪した。

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