花總まり、19年ぶりカルメン役「期待に応えたいところと、良い意味で期待を裏切りたい」

スポーツ報知
カルメンになりきって熱唱する花總まり

 元宝塚歌劇団宙組娘役トップスターの女優・花總(はなふさ)まり(44)が14日、都内で行われた主演ミュージカル「ロマーネ~ロマを生き抜いた女カルメン~」(3月23日~・東京芸術劇場、4月11日~・梅田芸術劇場)の制作発表に出席した。

 19世紀のスペイン・セビリアを舞台に、妖しい魅力で男たちを翻弄した女カルメンの愛を描いた作品。宝塚時代の1999年に公演「激情―ホセとカルメン―」でカルメンを演じている花總は深紅のドレスを身にまとい、ステージで劇中の楽曲「流浪の民」「すれ違う心」を情熱的な歌声で披露。妖艶な魅力を発揮し「役としては2度目なので楽しみです。深く深くカルメンという女性をつくっていきたいです。期待に応えたいところと、良い意味で期待を裏切りたいところの両方です」と抱負。普段の可憐なイメージとは正反対の役柄だが「ちょっと…だいぶ楽しいです」と、いたずらっぽく笑った。

 カルメンとの宿命的な恋に落ちるホセ役を務める松下優也(27)は「素晴らしい役を演じさせていただきますが、いちばん若いので若いパワーで頑張っていきます」と宣言。悪役スニーガ役の伊礼彼方(36)は「どスケベな役です。生理的嫌悪感を感じていただけるようにしたいです」と語っていた。

 他の共演者のKENTARO、太田基裕、福井晶一、団時朗が登壇した。

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