フジ・笠井アナ、大杉漣さんの訃報に「撮影後にみなさんが看取ったのはバイプレイヤーズそのものなんですよ」

スポーツ報知
大杉漣さん

 22日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で映画「ソナチネ」「HANA―BI」などに出演し、ドラマやバラエティーでも親しまれた俳優の大杉漣(おおすぎ・れん、本名・大杉孝=おおすぎ・たかし)さんの訃報を特集した。

 大杉さんは、20日、千葉県内で行われた出演中のテレビ東京系連続ドラマ「バイプレイヤーズ」(水曜・後9時54分)の撮影に参加。普段と変わらない元気な様子で芝居に臨んでいたという。午後9時頃まで撮影を行った後に共演者らと食事。その後、ホテルの自室に戻り、激しい腹痛を訴えたという。同番組で共演する俳優・松重豊(55)に介抱されてタクシーで同県内の病院に搬送され、共演者やスタッフらにみとられながら息を引き取った。

 番組でフジテレビの笠井信輔アナウンサー(54)は、インタビューや舞台あいさつの司会などで大杉さんと交流があったことを明かし、「昨日、パシュートの金メダルと大杉さんのバイプレイヤーズの放送が重なっていたんですよね」とし「ショックで思わずバイプレイヤーズの方を見たんですけど。大杉さんのクルーザーで5人の名脇役の人が行方不明になってドラマの撮影現場が大混乱するっていうコメディなんですよ。みなさん実名でやってまして、撮影中のドラマと撮影後のドラマもありまして。ですから撮影後にみなさんが看取ったっていうのは、バイプレイヤーズそのものなんですよ、ドラマで。まるで最終回のような。それも放送当日に亡くなるというのは、大杉さん最後まで役者人生まっとうされたんだなっていう、そんな思いもありました」と声を震わせながら偲んでいた。

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