藤井聡太「六段」の始動戦始まる…2度目の12連勝なるか

スポーツ報知
後手を指す藤井総太六段(背中は畠山鎮七段)

 将棋界初の「中学生六段」に上りつめた藤井聡太六段(15)と畠山鎮(まもる)七段(48)の第66期王座戦2次予選2回戦が23日午前10時、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。振り駒の結果、藤井六段は後手となった。

 藤井六段は、今月1日の順位戦C級2組9回戦で梶浦宏孝四段(22)に勝ち、9戦全勝としてC級1組への昇級を決め、まず史上初の五段に。さらに、17日の第11回朝日杯将棋オープン戦では、準決勝で羽生善治竜王(47)を、決勝で広瀬章人八段(31)を破り、一般公式棋戦で初優勝。「五段昇段後の全棋士参加棋戦V」の昇段条件を満たし、中15日のスピードで六段となった。

 同じ居飛車党の畠山七段とは初対戦。藤井六段は現在、公式戦66勝11敗で、3度目の11連勝中(最多の29連勝時含む)と絶好調。2度目の12連勝の期待がかかる。持ち時間は各5時間で、夜に終局の見込み。

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