フジ社長「とくダネ!」のBPO放送倫理違反問題「重く受け止めております」

スポーツ報知
フジテレビ

 フジテレビの定例社長会見が23日、東京・台場の本社で開かれた。

 宮内正喜社長(73)は放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が今月8日、同局系「とくダネ!」(月~金曜、前8時)が昨年放送した2つの特集を「放送倫理違反があった」と判断した件について、「重く受け止めております。全社一丸となって再発防止に取り組んで参ります」と答えた。

 審議の対象としたのは昨年年7月27日放送の「医療PJ『さい帯血医療』“医学博士”が“ヤミ医療”に関与か」と8月28日放送の「父親は元京都府知事エリート府議を美人妻が“DV告訴”」の2つの特集。

 同番組は医師法違反事件で逮捕された容疑者として全く別の男性の映像をインタビューも含めて放送し、謝罪。8月には放送した時点では書類送検されていなかった京都府議会議員について「書類送検された」などと放送し、事実の確認がとれていない報道だったと謝罪した。

 また、今月9日の同番組ではVTRで、登山家・三浦雄一郎氏(84)の写真に「故・三浦雄一郎さん」とテロップを表示するミスもあった。

 同席した報道担当の岸本一朗専務も「三浦さんの件はきちんと見直せば防げた。すぐ事務所に行って謝罪しました。ミスが続発しているので、ゼロベースで業務フローの見直しをするべく、今、検証しています」と厳しい表情で話した。

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