西田敏行、「最近は東京でも『局長』と呼ばれる」探偵!ナイトスクープ放送30周年

スポーツ報知
ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」30周年記念スペシャルに出演した(左から)カンニング竹山、西田敏行、岡部まり、キダ・タロー、槙原敬之、林裕

 ABCの人気バラエティー「探偵!ナイトスクープ」の放送30周年記念スペシャルの収録が23日、大阪市内で行われた。

 同番組は1988年3月にスタート。上岡龍太郎さん(75)が初代局長を務め、視聴者から寄せられた悩みや疑問などの依頼を、探偵たちが調査する。笑いや涙、感動、ばかばかしさが満載で、最高視聴率は32・2%、占拠率53・4%(98年4月24日)を記録した“オバケ番組”だ。

 取材に応じた俳優・西田敏行(70)は2001年1月から2代目局長に就任。「日本中にいろんなバラエティー番組があるが、『探偵―』に優る番組はない。役者的な目で見ると、一編のドラマを見ているような感覚」と絶賛した。

 現役探偵としては最長となる23年間のキャリアをもつ石田靖(53)は「根本は『主役は依頼者やで』というのが制作スタッフにも探偵にもずっと受け継がれている」と説明。現在のバラエティーで主流となっているワイプは使わず、結末を引っ張るCMまたぎもせず完結させるのも、番組のこだわりという。

 関西では局長としてすっかりおなじみの西田は「最近は東京でも『局長』と呼ばれる。うれしいですね。なんか『好き』っていう気持ちで受け入れてくれているようで」と歓迎。「僕自身は元気なうちはずっとやりたいなと思っている」と“生涯局長”を希望した。

 特番では、約2500人の観客の前でこれまで寄せられた約5000件の依頼の中から、よりすぐった傑作選を「ベスト10」形式で紹介。また、番組ファンの著名人が選ぶ名作VTRも放送。過去に顧問として2度出演したビートたけし(71)は「どこにでもある話なんだけど、うまいこと掘り下げるとやたらとおかしい」と、「泥酔して一人でベッドに行けない父に困っている家族」のVTRを推した。また、黒柳徹子(84)もイチオシVTRを紹介した。

 また、「大和川をボート通勤したら時間短縮になるか」というVTRを、関ジャニ∞・丸山隆平(34)が特別探偵として再び挑戦した。ジャニーズ事務所のアイドルが探偵を務めるのは初。この収録の模様は3月30日、4月6日(関西圏は後11時17分、30日は35分拡大)に放送される。

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