染谷将太「五輪閉幕後は『空海』で」主演映画初日舞台挨拶

スポーツ報知
映画「空海」の初日舞台あいさつに出席した(左から)RADWIMPSの野田洋次郎、染谷将太、阿部寛、松坂慶子

 俳優の染谷将太(25)が24日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた主演の日中合作映画「空海―KU―KAI―美しき王妃の謎」(チェン・カイコー監督)の公開初日舞台あいさつに出席した。

 唐代の中国を舞台に、遣唐使・空海(染谷)と詩人・白楽天が怪事件を追いながら、絶世の美女・楊貴妃をめぐる謎に迫るスペクタクル大作。剃髪し、全編中国語での演技に挑んだ染谷は「全てが楽しく、全てがつらかった。中国語のセリフも大変でしたが、楽しくもありました。一生、忘れられない作品であり現場でした。まるで夢の中にいたようでした。感じ得た感覚、素晴らしさは一生忘れられません」と代表作の手応えをつかんだような表情。「オリンピックももう終盤なので、終わったら空海で熱くなってください」

 楊貴妃に思いを寄せる阿倍仲麻呂役を務めた阿部は「30年くらい役者をさせていただいていますけど、稀な経験をさせていただきました。カイコー監督は日本で言えば黒澤明監督のような方。こだわりの中に居られたことは一生忘れられません」と巨匠との邂逅に感謝した。

 阿倍の側室である白玲役を務めた松坂慶子(65)は「また、染谷さんや阿部さん、監督さんような方たちとご一緒出来るように、女優として覚悟を持って参りたいです」と初心に帰ったような晴れ晴れとした表情。カイコー監督も「3人は素晴らしくプロフェッショナル。皆さんに映画に対する態度、スタンスは夢のような境地でした」と感謝した。

 主題歌「Mountain Top」や挿入歌「Shape Of Miracle」を担当したバンド「RADWIMPS」もサプライズ登場。ボーカルの野田洋次郎(32)は「携われただけで光栄でした。監督に『君たちが映画に必要なんだ』と仰って頂いて誇らしかったです。映画を見て、愛と赦しの物語だと感じたので、テーマとして歌詞を紡ごうと思いました」と曲に込めた思いを語っていた。

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