大杉漣さん「もうちょっと生きたい。66歳でも希望はいっぱい」と語っていた

スポーツ報知
大杉漣さん

 2月21日に急死した俳優・大杉漣さん(享年66)が、生前に収録していた日テレ系「アナザースカイ」(金曜・後11時)が2日に放送。死生観を語る場面があった。

 30年前に訪れた韓国を訪問。かつて所属した「転形劇場」の主宰・太田省吾さんが亡くなった年齢に近づいたことに触れ「いつか僕もリアルに考えなきゃいけない。ただ僕ね、死にたくないとも思わないし、といって死にたいとも思わない。死ぬっていうことが分かってるっていうだけであって、死ぬまでの間に俳優としてどれだけできるかということは分からない」と話した。

 「申し訳ないけどもうちょっと生きたいなと思ってます。もうちょっとやりたいこともあるので。66歳でも希望はいっぱいありますよ」と今後の活動への意欲を語っていた大杉さん。「『ホンマに人間終わった時に、ちゃんといてくれるのが友達なんやで』って、母親がよく言ってました。それがいまだに残ってるんです」。くしくも撮影先で倒れた大杉さんは、共演の松重豊らに付き添われ、俳優仲間、家族らに見取られた。

 通常はロケVTRとスタジオのトークが交互に流されるが、トーク収録前に亡くなったためか、MCの今田耕司(51)と中条あやみ(21)は出演しなかった。

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