“ＥＸＩＬＥ弟分”中尾翔太、胃がん公表「闘って絶対勝ちます。待っていてください」

　ＥＸＩＬＥの弟分グループ「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ」の中尾翔太（２１）が、胃がんを患っていることが３日、所属事務所から発表された。病状についての詳細は非公表。グループは１６年１２月に結成され、デビューに向けて活動を続けていた。中尾は活動を休止する。

　昨年末から体調不良を訴え、精密検査を受けた結果、がんが発覚したという。中尾は所属事務所を通じて「突然の事で最初は戸惑いましたが、徐々に現実を受け止めこの病気と闘って行こうと決意しました」とコメント。復帰に向けて「絶対に勝ちます！待っていてください」と強い思いもつづった。

　前途有望な若手が病魔に襲われたことに衝撃は大きく、ＥＸＩＬＥのリーダー・ＨＩＲＯ（４８）は所属事務所「ＬＤＨ　ＪＡＰＡＮ」と連名でコメントを発表。「僕らの仲間である中尾翔太が一日でも早く復帰できるように、この病気との闘いを『ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥ』メンバー全員で一丸となってサポートしていきたい」とした。

　ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳは、ＥＸＩＬＥパフォーマーの世界（２６）と佐藤大樹（２３）がリーダーを務め、結成当初はパフォーマー集団として活動。中尾も「ＬＤＨ」のダンススクール「ＥＸＰＧ」の“特待生”の１人として加入していた。昨年２～４月には全国で「武者修行」と銘打った無料の１４都市５０公演を行い、パフォーマンスを磨いてきた。同１２月には、「ＥＸＩＬＥプレゼンツ・ボーカルバトルオーディション」で選ばれたボーカル２人が新加入して９人組となり、将来のデビューを見据え活動していた。

　◆中尾　翔太（なかお・しょうた）１９９６年４月２３日、愛知・名古屋出身。２１歳。日本テレビ系「２４時間テレビ」の企画「高校生ダンス甲子園」でダンスチーム「Ｎｏ　Ｌｕｃｋ」として出場し、１３年に優勝。１６年１２月から「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ」のメンバー。